
長年、暮らしをともにしてきた車。
そんな思い入れ深い車を廃車後、倉庫代わりに利用するにはどのような手続きを踏めばよいのでしょうか。
また、長年、廃車を倉庫代わりに使ってきたけど、業者によりよい値段で引き取ってもらうにはどうすればよいでしょうか。

廃車を倉庫代わりに使う
廃車を倉庫代わりに使う方は少なくない!
「廃車を倉庫代わりに使う」
そういう方は少なくありません。
たとえば、こちら
隣の家にナンバー外して置いてたこれと同じアトレーとうとう廃車にしたみたいだ、、(画像わ拾い画です)
— Kent@の残骸 (@cmsjdm328) July 13, 2018
自分が中学生の頃ぐらいまで隣のおばちゃんが乗ってたけど乗り換えてずっと倉庫代わりに置いてた
なんか寂しいような、、 pic.twitter.com/k2UBSPx4Bg
(↑引用twitter)
トヨタライトエース
— 草ヒロ写真館byぱぁたん (@abandoned_hero) September 26, 2015
場所:津市
更に同じ場所にて
ここはいくつかの兼業農家の畑が集まったところで、それぞれに倉庫代わりの廃車が二台くらい置かれていたので倉庫車大所帯に
このライトエースも、車内に荷物を満載しています pic.twitter.com/l3zwe7rjs0
(↑引用twitter)
壊れて4年くらい倉庫代わりに放置してた軽1BOXをやっと廃車にした。
— kou(そろそろ) (@koukoukou128) May 21, 2014
鉄くず代として1万円貰った! pic.twitter.com/eCURXcMn90
(↑引用twitter)
「畑の傍に倉庫代わりとして使う」
というケースが割と目立ちます。
また、私の知人に、NPOの屋外アスレチック施設を運営されていて、そこの倉庫代わりに使っている、という方がいらっしゃいます。
廃車を倉庫代わりに使うための手続き

とはいえ、廃車を倉庫代わりに使うなら、そのための手続きをしっかり踏まなければなりません。
でないと、毎年毎月車にかかる税金が止まりません。
廃車手続きには2種類ある

廃車手続きは主に2種類に分かれます。
あなたのその廃車の今後の利用予定によって、どちらになるのか確認してください。
①永久抹消登録・・・その車を二度と日本の公道を走れなくする。もう、その車の利用予定が全くないならこちらです。
②一時抹消登録・・・その車を一時的に日本の公道を走れなくする。将来、またご利用の予定があるならこちらです。
廃車手続きにかかる必要書類・手順
①②にかかわらず、陸運支局・軽自動車検査協会に持っていく基本的な必要書類はほぼ替わりません。
☆普通自動車なら
印鑑証明書(発行日から3か月以内)
実印(印鑑証明書と同じもの)
車検証
リサイクル券(大体の場合、車検証にはさまっています)
ナンバープレート前後計2枚(ナンバープレートを外した車で陸運支局に行かないでください!違法行為になってしまいます!)
☆軽自動車なら
認印
車検証
リサイクル券(大体の場合、車検証に挟まっています)
ナンバープレート前後計2枚(ナンバープレートを外した車で軽自動車検査協会に行かないでください!違法行為になってしまいます!)
☆そのほかに必要になるもの
後は必要に応じて
委任状(車検証の名義人以外が廃車申請を行う場合)
などをご用意ください。
くわしくは、陸運支局・軽自動車検査協会に問い合わせすると確実です。
↓なお、車検証・リサイクル券を紛失している場合はこちらの記事を参考にしていただけると幸いです。
カーネクスト使うなら要る!リサイクル券って何?失くしたけど大丈夫?
還付金処理について

廃車する際、自動車税・重量税・自賠責・任意保険の還付金が発生する場合があります。
自動車税・重量税は陸運支局・軽自動車検査協会で廃車手続きをすれば自動的に返ってきますが、自賠責・任意保険は保険会社を通じているためそうはいきません。
保険会社に問い合わせ、必要な手続きを踏みましょう。
名義変更について

車検証の名義はあなたのものでしょうか。
あるいは、
◆カーディーラー・信販会社
◆相続人
◆そのほかの人
である場合は、「名義人変更」のための相応の手続きを踏まねばなりません。
カーディーラー・信販会社ならその事業所に問い合わせて相談し、また相続人・そのほかの人の場合なら、しかるべき手続きを確認しましょう。
・・・結構面倒だ・・と思った方はこちらの選択もあります。
倉庫代わりに使っていた、あるいはその予定の廃車を業者にひきとってもらう方法
業者に託すと楽でお金がかからない?

実のところ、私の持っていたダイハツミラも倉庫代わりとまではいきませんが、結構「書庫」がわりに使っておりました。
10年以上ものの不動車です。
が、それでも経費は一切かからず、非常に速やかに、業者に引き取ってもらいました。
実のところ、今海外では新興国景気で、日本からの廃車は再利用でひっぱりだこです。
事故車であっても水没車であっても不動車であっても、値が付きやすくなってます。
なので、むかしのように「廃車と言えばお金がかかる」ということはほぼなくなってきております。
いや、むしろ、良い値がついて売れることも少なくありません。
倉庫代わりで使われている車というのは
軽トラ・バンなどが多いです。
こういった積載容量の大きいものは海外ではニーズが高いです。
よって高く売れやすいです。
↓参考はこちら
「ハイエースワゴンを廃車」を考えるなら、どこに売るのがよりお得?
「ハイエースバンを廃車」を考えているなら、どこに売るとよりお得?
また、業者を選べば、上に書いたような、多くの手間を無料で肩代わりしてくれ、しかも、プロとしての助言も得られます。
廃車引き取りしてもらう業者2パターン
①廃車買取業者
②解体業者
どちらでもOKです。
廃車買取業者のいいところは、
☆レッカー代無料
☆手続き無料代行
☆還付金処理
☆最低買取金保証
などのオプションサービスが非常に充実しがち、ということです。
↓廃車買取業者はこちらから
おすすめはどこ?一番手っ取り早くお得な廃車買取業者を見つける方法
一方、解体業者のいいところは、
鉄の分量などで買取値を決めてくれるところ。
ただ、オプションサービスに弱いところがあります。
ご利用の際は、注意しましょう。
最後に、廃車をする際、より得をしていただくため、できればやっていただきたいことをひとつ。
複数業者への見積もり、つまり、相見積もりをしておいた方が良いでしょう。
後になってからの「あっちの業者の方がよかった」が少なくなり、
また、
「業者同士で価格・サービス競争をしてくれる」場合も出てきます。
