廃車なんてどうやってたらいいんだろ・・
廃車は人生にそう何度もするもんではありません。
なので、勝手がわかりません。
不安にもなりがちです。
実際にはどういうやり方で、どういうポイントに気を付ければ“よりスムーズに”“よりお得に”できるのでしょう。
廃車には2種類ある
廃車には大きく分けて2種類あります。
●一時抹消登録
車を一時的に公道を走れなくする。
その間、車検、自動車税、軽自動車税、重量税、自賠責は猶予。
長期出張、入院、などの際によく利用される。
●永久抹消登録
車を永久に公道を走れなくする。
永久抹消のやり方
① レッカー
特に不動車の場合、「車をどうやって業者に持ち込むか」が課題になってきます。
普通のレッカー業者に頼むと、最低で約1万円~。
遠くなるほどその料金はかさんでゆきます。
ただ、廃車買取などでこれを無料で請け負ってくれるところがあります。
こういうところに頼むと、「不動車」とか「不動車じゃない」とかあまり関係ありません。
どっちでも0円で来てくれます。
業者に“持ち込み”の場合、行きはその車で行けばよいのですが、帰りはほかの交通で帰らなければなりません。
近くならいいのですが、こういった業者は郊外にある場合が多くめんどくさいです。
時間がもったいないし、交通費すらバカにならないことがあります。
でも、レッカー無料だと車のある場所で待機しているだけで済みます。
たいがい“家”なので、その間にほかの用事を何でも済ませますし、手間もお金もかかりません。
しかも、レッカーに載せるのは大概の場合すぐ終わります。
早い場合は家の前に停めて、車を乗せればそれで終わり。
あるいは、不動車などの場合はスタッフさんらといっしょに“押して”載せます。
そして、ここが大事です。
その車を業者が引き取ってくれるかどうか。
それはまさにここです。
「車をレッカーに載せれるかどうか」です。
ほとんどの業者は載せることさえできれば、OKです。
ただこれができないと渋ることがあります。
例えばですが、廃車買取大手のカーネクストの場合だと
◆タイヤがない、パンク、空気がない場合はお断りする
◆レッカーにどうしても乗せられない場合はお断りする
と言っておりました。
Dmm autoも「レッカーに載せることさえできれば、引き取れますよ」。
そして、レッカーに載せる時にこういった段階があります。
② バッテリーの調子が戻らないかチェック(戻ればOK)
③ 人力(スタッフと現地の人間で載せれればOK)
④ 有料(ほかの機械を使って、レッカーに載せる。載ればOK)
⑤ 引き取り不可
不動車で載せられるかどうか不安な場合、わりと簡単に可能性を増やせるのが③です。
つまり、ご家族や知人・友人にその時間、その場所に同席してもらい、より多人数で押すようにします。
車と言うのは軽自動車ぐらいなら3人で十分余裕です。
ただ、大型になってくると困難です。
また、距離遠いのもしんどいです。
女性の場合は、男性の助っ人がいると助かります。
後は車の状態。
車の周囲の環境。
ハンドルがおかしくなってまっすぐ進めない、とか、レッカーと車の間にどけられない大きな障害物がある、などとなるとしんどいです。
② 手続き
永久抹消には手続きが要ります。
絶対にしなければならないのは永久抹消登録。
やり方自体は簡単です。
ただ、陸運支局や軽自動車検査協会に行かなければなりません。
開いているのは平日の昼間だけです。
また、永久抹消の場合、こういった手続きが付いてくる場合が多いです。
還付金処理、残ローン処理、氏名変更、住所変更、任意保険の車両入替・中断・解約、など。
●還付金処理
廃車の際、発生しうる還付金には4つの種類があります。
・自動車税
・重量税
・自賠責
・任意保険
なお、軽自動車税の還付金は公的な制度として発生しないようになっております。
自動車税、重量税については抹消登録をすれば自動的に処理が終わります。
なので、手続きに関しては何も考えなくてよいです。
ただ、自賠責と任意保険には手続きが必要になってきます。
というのも、こちらは保険会社の領分。
そちらとのやりとりとなってきます。
↓自賠責の手続きについてのくわしくはこちら
↓任意保険の手続きについてのくわしくはこちら
任意保険は状況に合わせて、“解約”“中断”“車両入替”などいろんな方策を採れます。
保険会社とも相談などをしながら、どのやり方が一番得か模索しましょう。
●残ローン処理
車を売る時に必要な残ローン処理。
なぜなら、車を売ることができるのは車検証の名義人、と言うのが基本です。
残ローン状態だと、名義がディーラーや信販会社となっております。
また、かりのローンを完済していても、まだ“所有権解除”の手続きが終わっていないといけません。
ディーラーや信販会社の“所有権解除”をおこない、車検証の名義を戻す必要があります。
このためにはどうしても、ディーラーや信販会社とのやり取りが必要になってきます。
●氏名変更、住所変更、相続など
そのほかの名義変更。
たとえば、結婚によって苗字が変わった場合や、転居で住所が変わった場合など、はその氏名変更や住所変更のわかる公的書類が必要です。
住民票や、戸籍抄本などです。
提出するのは陸運支局(軽自動車以外)か軽自動車検査協会(軽自動車のみ)。
自分でやる場合は、抹消登録の時、ついでにおこないます。
名義変更で大変なのは相続の場合です。
遺言状がある場合、無い場合、ローンが残っている場合、無い場合、相続放棄をする場合、など、その場合場合によって手続きはちがいますし、必要書類もバラバラ。
しかも、たくさんのものを集めなければならないケースが多いです。
このように、廃車にはいろんな手続きを行わなければなりません。
その分の手間はなかなかバカになりません。
しかも、場合によると結構ややこしい・・
公的な手続きなので、いい加減なことはできません。
当然、細かいところまで正確さが要求されます。
たとえば、普通自動車の場合は印鑑証明とまったく同じ印鑑や住所、氏名を要求される手続きが多いです。
でないと無効になります。
ほんのちょっとの間違いや手違いで、わざわざ日を空けてまで来た陸運支局で「これでは受けられません・・」と追い返されるのは切ないです。
「なら、法律の専門家に任せよう」
と、法律代行業者に頼むととても確実にスムーズに片づけてくれます。
はっきり言って楽です。
が、その分のお金がかかってしまいます。
一番シンプルな永久抹消登録だけで約3千円~。
それにいろいろと複雑なのがからんでくると、何万円~になってしまいます。
・・
でも、メチャクチャお得で楽なやり方が一つあります。
実は、こういった手続きのほとんどを無料で請け負ってくれる廃車買取業者がいくつかあります。
そこに頼むと、「あなたに要るのはこれとこれとこれです」と、的確に教えてくれます。
そして、「どこでどうやってこうやって」というのもちゃんと指示をくれます。
しかも、陸運支局や軽自動車検査協会に行ってやらなければならない作業やほぼ全部やってくれます。
わざわざ平日の昼間まで空けてそこに赴く必要はまずないでしょう。
そして、残ローンのある場合でも、信販会社やディーラーに掛け合ってくれます。
車の売却金や還付金が出るのなら、それで相殺してくれたりもします。
なお足りない場合はほかのローンへの借り換えにも便を取ってくれたりします。
プロなだけに、下手に自分でやるよりも、安心・確実です。
で、うれしいのはそういった流れに任せているうちに“終わっている”こと。
とことん手間いらず、お金がかからない、それがこういう廃車買取業者のメリットです。
このように廃車にはいろんな手間があります。
そして、お金がかかる場合もあります。
が、しっかりした廃車買取業者に頼むとこういうのはほとんどカットしてくれます。
↓たとえば、これらの業者。
これらはどこも
・レッカー代無料
・手続き無料代行
を保証してくれます。
その上に、
☆高額査定
☆顧客への対応
にも実績・評判は上々です。
少なくとも、自分でやったり、法律の専門業者やレッカー業者にお願いしたりするよりはるかにお金も手間もかからないです。
さて、そして廃車をやるにあたって次に大事になってくるのがこれです。
業者選び
もうすでにいくらかの業者を物色したでしょうか。
この「業者選び」もちょっとちがうだけで、損得の差が全然ちがってきます。
本当に何十万円の差が出てくることもあります。
同じ時期に同じ車を売るのでも買い手によって価値のつけ方は全然ちがいます。
当たり前ですが、「より価値を付けてくれるところに売りたいところ」です。
↓「業者選び」についてはこちらの記事にまとめております。参考にしてください。
廃車?解体業者?中古車買取?下取り?結局、どれが一番お得なの!
キャンペーン
廃車買取業者でキャンペーンをやっているところがあります。
やはり車を売るなら少しでも得をしたいところ。
↓見逃すと、みすみす損をするだけ、なのでぜひチェックをしてください。
カーネクスト使うなら知っておきたい!5大キャンペーンはとてもお得
廃車の記念・ありがとう
長く乗った車。
「ご苦労様」そして「ありがとう」と言う思い。
そんな車の何か記念になるものを残せないか。
セレモニーをできないだろうか。
実際に車の記念としてはこういったものが残される場合が多いです。
・オーディオ機器
・ナンバープレート(陸運支局・軽自動車検査協会に届け出が必要です)
・エンブレム
・ハンドル(勝手に外してはなりません。罪になります。廃車買取業者にお願いしましょう)
・ETC
↓ナンバープレートの残し方についてはこちらにくわしく紹介しております。
また、最近は愛車を廃車に送り出すにあたって“廃車供養”をおこなう人も増えてきております。
やり方は人により様々です。
・お坊さんや神職さんにお願いして供養してもらう
・酒と塩を用意し、自分で供養をする
・記念写真を撮る
・洗車をする
など。