まさに“水”のように街中を静粛に切り抜けてゆく。
そんな颯爽とした様が人気のコンパクトカー“アクア”。
「アクアを廃車に」と考える場合、どこに売るのがよりお得なのでしょうか。
あなたの選ぶ売り先によって何万、何十万円~の損得差が発生しかねません。
トヨタ・アクアの売却相場
まず、相場をおさえておくと、業者との交渉などがやりやすくなります。
※各社買取実績は公平を期するため、いずれも最新のものから順番に抜粋しました。
カーネクストの買取実績
カーネクストは廃車買取業者の中で知名度・規模はトップクラスです。
その買取実績とはどんなものなのでしょう。
まず、相場をおさえておくと、業者との交渉などがやりやすくなります。
↑年式2016。走行距離25,000km。還付金あり。
↑年式2014。走行距離15,000km。還付金あり。自走不可。
↑年式2012。走行距離42,000km。還付金あり。
↑年式2013。走行距離50,000km。還付金なし。
↑年式2014。走行距離50,000km。還付金なし。
(いずれも引用:カーネクスト公式サイト)
ユーカーパックの買取実績
ユーカーパックは今人気急上昇中の一括査定です。
主な参加業者は中古車買取です。
↑上:年式2014年12月。走行距離13,335km。車検2021年5月。修復歴なし。
中:年式2016年8月。走行距離24,309km。車検2019年8月。修復歴なし。
下:年式2012年5月。走行距離65,422km。車検2019年12月。修復歴あり。
↑上:年式2016年7月。走行距離64,094km。車検なし。修復歴あり。
中:年式2013年8月。走行距離26,871km。車検2020年8月。修復歴なし。
下:年式2012年12月。走行距離71,893km。車検2019年12月。修復歴なし。
(いずれも引用:ユーカーパック公式サイト)
SellCa(セルカ)の買取実績
SellCa(セルカ)はユーカーパックと同じ“オークション・スタイル”の一括査定です。
主な参加業者は中古車買取です。
(引用:SellCa公式サイト)
一括査定.comの買取実績
一括査定.comはユーカーパック、SellCaとはちがい、“業者との交渉スタイル”の一括査定です。
いわゆる“ふつうの一括査定”です。
主な参加業者は中古車買取です。
(引用:一括査定.com公式サイト)
トヨタ・アクアをよりお得に売るには?
廃車よりまず中古車?
あくまで、これは全体の中の一例です。
が、カーネクストより他の中古車買取業者の方が全体として額が上回っている感です。
これはほかのほとんどの車種でもあてはまることです。
なので、「アクアを廃車」を考えていても、そう簡単にあきらめない方がいいです。
修理業者に「廃車に出した方がいい」と言われでもしないかぎり、「まずはダメ元でも中古車」で売った方が“その分の差”として、返ってくるチャンスが広がるでしょう。
「うちは廃車しかない」
と思っていても、実際出してみれば、「十何万」「何十万円と値が付いた」と言う話はとてもよく聞く話です。
仮に本当にダメだった場合、そこから廃車に出しても遅くはないのではないでしょうか。
ただひとつ、アクアを売る時の注意です。
軽自動車税は年度単位です。
売りに出す場合は、3月末日までに軽自動車検査協会への届け出が済むようにした方が、一年分得します。
ディーラー下取りは損しやすい?
替わって新たな自動車の購入を考えているなら、「ディーラー下取り」が身近な選択肢になりやすいです。
が、こちらはとても安くなりやすいです。
なぜでしょう。
というのは、彼らが本来売って儲けとするメインはどういう車でしょう。
自社の新車です。
中古車・廃車はどうしてもサブ的な扱いです。
その点について、専業でやっている中古車・廃車買取業者には太刀打ちできません。
現実としてもやはり、「ディーラー下取りで高く売れた!」と言うケースに出会うことは稀です。
残念ながら、何万、何十万円~とほかより安くなってしまうことはごくありふれたことです。
また、一見高く売れたように見えることはあるかもしれません。
が、
◆代替で買う車が高い値ではないか。
◆還付金はちゃんと返してもらったか
◆ディーラーとは別に、複数の車買取業者にきっちり当たっているでしょうか。
ディーラーも中古車買取業者も廃車買取業者も「車を安く買い取るプロ」です。
こちらもそれに合わせた対策を取らねばなりません。
ただし、ディーラーにもメリットはあります。
1つには、手続きをほとんど肩代わりしてくれて、とても楽ちん。
1つには、車を売ると同時に次の車を所有できるので、“車のない期間がない”。
なので、「車を売るのにあまり手間をかけたくない」人には有利です。
また、時にディーラーもほかの選択肢より高額買取してくれることもなくはありません。
なので、もし車を買い替える予定がおありなら、ぜひ選択肢の1つに残してください。
少なくとも、そこで出た額を“叩き台”にすることができます。
ただ、一応書いておきますが、これだけはやめた方がよろしいでしょう。
「ディーラーだけに当たって決めよう」
なぜなら。
1社より複数の業者に当たる
なぜわざわざ一括査定を3つも例に挙げているのでしょう。
それはすなわち、複数の業者に競わせることができるからです。
ひょっとすると、「どこか特別にいい車買取業者があって、そこに出せば・・」と考えていたかもしれません。
良い業者は確かにたくさんあります。
しかし、それぞれに良い点はちがいます。
また、それぞれに悪い点もあります。
それに、良い業者と言ってもほかの業者と競わせなければ、良い値を出してくれることはまずありません。
なぜなら、彼らはそれが仕事だからです。
顧客からいかに安く買いたたくか、なのです。
逆に言うと、業者はほかにライバルがいると、そこに勝たないと利益ができません。
自動的に頑張るようになってくれます。
同じ車を同じ業者に売っているのに、彼らを競わせるのと、競わせないので、何万、何十万円変わってくるのは、やっぱりごくごくありふれたことです。
一括査定
とはいえ、自分で複数の業者に当たるのはなかなか面倒です。
1社ごとにフォームを入力・送信。
または1社ごとに電話やメールを入れる。
その手間を一気にカットしてくれるのが一括査定です。
むかしは、各車買取業者やディーラーに自分で当たるのが当たり前でした。
が、最近は見る見る減ってきております。
なぜでしょう。
一括査定が普及したからです。
実際使って見ると、「いろいろ使い勝手がいいな」「便利だな」「それなら」というのがだんだんと人々に浸透してきたからです。
「車買取業界はほかの業界より変化の波が遅い」
と言われております。
それだけ昔ながらのやり方が長く続いてきた、変化の波を受け付けなかった、ということです。
ただし、それも最近は激変をむかえております。
車買取業界の場合、大きいのはネット。
これで、一括査定のフォームに一度入力すれば、
☆複数の業者が「お売り予定のあるお車の様子をうかがわせてください」とあちらから査定依頼の連絡を取ってくれたり
☆一括査定業者が「当社の一括査定に申し込みいただき誠にありがとうございます」として、そのサービスを使う際の手順や注意事項を丁寧に教え、あるいは、いろんな質問に答えてくれたり
してくれます。
それだけではありません。
それぞれの一括査定はほかにも“利用者が利用しやすいように”工夫したいろんなサービスや特典を付けてくれます。
そうやって市場はどんどん元気になり、今や数もバラエティもかなり豊富になりました。
つまり、あなたの好みに合わせて、いろいろ選びやすくなっているのです。
ここをうまく選べば、車売却でより満足が得られます。
しかし、失敗すると、それも大きく減退しかねません。
あなたに合ったものを選びましょう。
とはいえ、一括査定はたくさんあります。
その中から、実績と評判とコンテンツにおいて、「その中でも抜け出ているな」というのを、そして、アクアを売るのに向いているな、というのを3つ紹介します。
こちらです。
<カーセンサー>
数多い一括査定の中で、知名度では群を抜いています。
車売買に関するいろんな事業を展開しており、おそらくご存じではないでしょうか。
運営主はリクルートです。
やり方は一括査定の中では“王道”的なものです。
いわゆる“業者との交渉型”。
一度フォームに入力すれば、そこで選択した各業者から電話か、メールで問い合わせがあります。
電話か、メールか、それは最初の段階で選べます。
これはあなたのニーズとその後の交渉のやり方にかかわってくるので、大事な点の一つです。
その点については、下にあるカーセンサーの記事によりくわしく載せております。
そして、ここがカーセンサーの他社にはない大いなる強みです。
参加業者数が1,000~。
いわゆる、“業者との交渉型”の一括査定の中ではほかを寄せ付けない多さ、そして質を誇ります。
2位で600台。
ほかの一括査定は50~250ぐらいです。
そして、参加業者はガリバー、アップル、ビッグモーターなどの大手から地元の中小業者までさまざま。
もちろん高額査定に強いです。
そして、ここに見逃せないのは“くみ上げる範囲も広い”ということです。
それはすなわち、こういう場合です。
私はかなり地方に住んでいるのですが、カーセンサー以外のあるメジャーな一括査定の査定申し込みを見てみることにしてみました。
すると、あぜんです。
そこにあったのはたった1社の名前だけ。
その上にはさも当たり前に「査定会社を選択してください」
下には「ご入力情報に間違いはありませんか」
・・
このように普通の一括査定では、かなりの地方であったり、事故車であったり、低年式車であったりすると、なかなかくみ上げてくれる業者が出てきてくれなかったりします。
が、カーセンサーだとその辺の底強さはさすがです。
私の場合、5社選択肢がありました。
そして、カーセンサーの一番の特徴、そして、「こういう人には向いていますよ」というのがこちら。
☆交渉が得意な人
カーセンサーは各業者と交渉。
そして、相手の各業者は例の通り、数も質も実に豊富です。
なので、あなたの裁量次第で、その売却額はいかようにも伸ばしやすい、となります。
↓くわしくはこちら
カーセンサー一括査定のメリット・デメリットは?評判・口コミは?
<ユーカーパック>
上の例の2番目に紹介しました。
こちらは、カーセンサーとタイプがまったくちがいます。
そして、あらかじめ申します。
こちらが向いているのは
☆交渉が苦手な人
☆各業者による“きつめの営業”に抵抗がある人
です。
この通り、カーセンサーとは全く真逆です。
こちらは“業者との交渉”がほぼ0です。
というのも“オークション方式”。
シビアに業者らの“入札額”で、選んでゆきます。
つまり、その分の交渉をカットです。
その代わりに、仲介のユーカーパックが、わからないことや、こまったことをいろいろと無料でサポートしてくれます。
なので、業者によるちょっと強引な買い込みや、一時、一斉大量にかかってくる営業電話はほぼ0です。
かと言って査定額に弱いわけではありません。
上の買取例はいかがでしょう。
あのように、ほかの一括査定と比べても遜色ないか、それにも勝る査定が相次いでいます。
それはなぜでしょう。
理由はこちらです。
参加業者数が8,000~。
日本最多規模です。
しかも、ユーカーパックは成約手数料、出品登録料が要りません。
陸送費もすでにちゃんと差っ引いた額です。
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<SellCa(セルカ)>
こちらは上の例で3番目に紹介しました。
こちらも“オークションスタイル”。
向いているのは
☆交渉が苦手な人
☆各業者による“きつめの営業”に抵抗がある人
です。
基本的にユーカーパックととてもよく似ております。
ただ、大きな違いは成約手数料が10,000円かかることです。
「じゃあ、ユーカーパックの方がいいじゃないか」
と思うかもしれません。
ただその分もあってか、査定額ではユーカーパックとはいい勝負で、勝つことも少なくありません。
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SellCa(セルカ)一括査定のメリット・デメリットは?評判・口コミは?
廃車買取業者
どうしても廃車にするしかない場合、廃車買取に強い業者があります。
廃車を専門に買い取る廃車買取業者です。
もちろん、彼らは廃車専門の販路を持っており、その高額査定では強いです。
ただ、それだけではありません。
廃車は中古車とは勝手がまた少し違います。
たとえば、こういった心配が出てきます。
●「レッカーをどうしよう」
特に不動車の場合、レッカーが必要です。
しかし、その料金はレッカー業者に頼むと、最低でも1万円ほど。
遠くなればさらにかさんでしまいます。
●「手続きが複雑、面倒、時間がかかる」
アクア廃車の場合、軽自動車検査協会に行って手続きを済ましてこなければなりません。
しかし、軽自動車検査協会が開いているのは平日の昼間のみ。
さらに、還付金、ローンの処理、相続など、いろんなことがからむと、保険会社や信販会社、ディーラーなど、いろんな機関などと連絡を取る必要も出てきます。
手続き自体も複雑です。
かと言って、法律専門業者に任せると、抹消登録だけで3千円~。
さらに複雑になると、何万円~とふくらんでいきます。
どちらも大事です。
うかつにやると、廃車を出すのにお金がかかる、と言う事態になってしまいます。
しかし、ちゃんとした業者に頼むと大丈夫です。
よほどなことがないかぎり、廃車でお金がかかる、ということはありません。
それどころか上の2つは両方ちゃんと保証してくれます。
そして、それぞれに独自の強みを持ち、高額査定のチャンスもあります。
顧客対応についても、口コミなどでそれぞれに高評価を得ております。
なお、廃車買取業者もそれぞれに得手不得手があります。
より、得をする、あるいは、損をしない、なら複数の業者に伺いを立ててみるとより確実でしょう。
↓くわしくはこちら。あちらとの連絡はそれぞれのフォームを入力送信すると、簡単に取れます。