90年代はビビアンスーさんや西村雅彦さんとゆるきゃら“イプー”のCMが心に残っております。
車体はファミリーカーとしてなじみよく、コンパクトな“可愛さ”と、それでいて澄ました“カッコよさ”の両立したデザイン。
2000年代になると一転。
車体前面に厚みが増し、エレガントさが際立ちます。
そんなトヨタ・イプサムを「廃車に出すか」考える場合、どこに売りに出すとよりお得なのでしょうか。
あなたの選ぶ売り先によって何万、何十万円~の損得差が発生しかねません。
トヨタ・イプサム売却の相場
まず、相場をおさえておくと、業者との交渉などがやりやすくなります。
廃車買取カーネクストの場合
カーネクストは廃車買取を代表する業者のひとつです。
↑年式2002。走行距離100,000km。還付金なし。
↑年式2004。走行距離67,000km。還付金あり。自走不可。
↑年式2005。走行距離100,000km。還付金なし。
↑年式1998。走行距離110,000km。還付金あり。
↑年式2001。走行距離143,000km。還付金なし。
(いずれも引用:カーネクスト公式サイト)
カーネクストはほかの車種でもそうですが、かなりの低年式・多走行・自走不可の車でも積極的に買い取ります。
一括査定ユーカーパックの場合
↑上:年式1998年3月。走行距離70,928km。車検2019年8月。修復歴あり。
中:年式1996年6月。走行距離34,342km。車検なし。修復歴なし。
下:年式2000年6月。走行距離79,796km。車検なし。修復歴なし。
↑上:年式2000年6月。走行距離67,080km。車検2019年9月。修復歴なし。
中:年式2003年11月。走行距離66,489km。車検なし。修復歴なし。
下:年式2002年3月。走行距離129,586km。車検なし。修復歴あり。
(いずれも引用:ユーカーパック公式サイト)
ユーカーパックのイプサム買取実績については、低年式車でのものが目立ちます。
それでいて、価格ではほぼ安定してカーネクストを上回っております。
※還付金の出る人は、それを含めた額で廃車より得か見極めましょう。
一括査定.comの場合
(引用:一括査定.com公式サイトより)
トヨタ・イプサムをよりお得に売るなら?
「まずは中古車として」の傾向が鮮明
トヨタ・イプサムに関しては中古車⇒廃車の流れがわりと鮮明です。
低年式車・多走行車であっても、中古車としての方が廃車より値が付きやすいです。
なので、
・不動車ぐらいのボロボロの車
・修理業者に「廃車に出した方がいい」と言われるぐらいの車
でない限りは、一度ダメ元でも中古車買取市場に売りに出す価値はあるでしょう。
そこで、“当たり”を引けば、数万~十数万円の得が一躍転がり込んでくる可能性があります。
ディーラー下取りは損しやすい
中古車を売る場合、ディーラー下取りは損をしやすいです。
なぜでしょう。
つまり、彼らはどういった車を売るのが本筋でしょうか。
自社の新車です。
なので、彼らが中古車を買い取っても高値で売れる販路には弱いです。
実際、「ディーラー下取りに回して得をした」と言うケースに出くわすことはかなり稀です。
一見あったとしても、「ほかにちゃんと得をすべき売り方をしていなかった」場合がほとんどです。
売り先によって、数万円から、車の状態などによっては十数万、さらに数十万円の差額が出てきてしまいがちです。
ただし、ディーラーにもメリットはあります。
1つには、手続きをほとんど肩代わりしてくれて、とても楽ちん。
1つには、車を売ると同時に次の車を所有できるので、“車のない期間がない”。
なので、「車を売るのにあまり手間をかけたくない」人には有利です。
また、時にディーラーもほかの選択肢より高額買取してくれることもなくはありません。
なので、もし車を買い替える予定がおありなら、ぜひ選択肢の1つに残してください。
少なくとも、そこで出た額を“叩き台”にすることができます。
ただ、一応書いておきますが、これだけはやめた方がよろしいでしょう。
「ディーラーだけに当たって決めよう」
なぜなら。
中古車買取は複数業者に
中古車をより高値で買い取ってくれるのはどういった業者でしょう。
中古車の強い販路を持っている業者とは?
やはり、中古車買取業者は安定した地盤があります。
ただ、これは車を売る時の鉄則ですが、業者1社にだけ査定を託すと大損をする可能性が高いです。
なぜでしょう。
市場の普遍的原則です。
競争がなければ、良い値では売れません。
良いサービスを付けてもらうのもむずかしくなります。
シンプルに、1顧客が1業者によって独占されている、と言う構図です。
業者が簡単に買いたたける状態になっているのです。
しかし、ここに他社という存在を持ってくればどうなるでしょう。
しかも、複数となれば・・。
ほかの選択肢と比べられます。
しかも、彼らはおのずと買取競争を始めます。
こうして良い値とサービスが一気に向上します。
一括査定
とはいえ、自分で複数業者に1つ1つ門戸をたたくのは面倒です。
1社1社ネットで入力フォームを書いたり、1社ずつ業者の電話番号を調べてかける・・
しかし幸い、今はそういった手間を一掃できるとても便利なツールがあります。
一括査定です。
これなら、一度フォームに入力するだけで、
◆複数の業者から一斉に連絡をかけてくれる
あるいは、
◆一括査定業者が仲介サポートの労を申し出てくれる
など。
しかも、それぞれの一括査定で“利用者が利用しやすいよう”さまざまなサービス・特典を凝らしてくれております。
最近は一括査定もバリエーションが実に豊富です。
なので、顧客それぞれによって合う一括査定も選びやすくなっております。
ただその分、自分に合わない一括査定を選ぶと満足度も激減です。
こちらではたくさんある一括査定の中から評判・実績・コンテンツに優れ、イプサム向きのものを2つ選びぬきました。
こちらです。
<カーセンサー>
運営主リクルート。
一括査定では一番の知名度を誇ります。
参加業者は1,000~。
ガリバー、アップル、ビッグモーターといった名の知れた大手は全部と言っていいぐらい参入しております。
そして、地元に様々な強みを持った中小業者もかなりたくさん。
なので、僻地だからと言って対応業者が1社か2社・・
というリスクがとても少ないです。
しかも、低年式車、高年式車、事故車などなど、いろんな車の状態への広く強い対応力。
そして何と言っても複数の業者との直接交渉。
自分の裁量でより高額査定を目指せます。
☆交渉の得意な人
にはとても向いております。
↓くわしくはこちら
カーセンサー一括査定のメリット・デメリットは?評判・口コミは?
<ユーカーパック>
イプサムに関しては上例だけでなく、年式2000前後の車に良い実績が目立ちます。
こちらはカーセンサーと違ってオークション方式です。
なので、業者との直接交渉はありません。
そして、仲介のユーカーパックが、わからないことや、こまったことをいろいろと無料でサポートしてくれます。
とはいえ、こちらの参入業者は圧巻の8,000~。
国内最多規模です。
なので、直接交渉失くしても高額査定の実現力は高いです。
向いている人は
☆交渉が苦手な人
☆業者による“しつこい営業”“一斉に大量にかかってくる営業電話”に抵抗の強い人
↓くわしくはこちら
廃車に出すなら
・不動車ぐらいのボロボロ
・修理業者に「廃車に出した方がいい」と言われた
・中古車として“良い買い手”が付かなかった
場合、廃車に出すのがおおよそ無難なところです。
そのまま所持することもできますが、
・車の価値はより下がっていく
・駐車代などの維持費がかかり続ける
・場所を取る
・心理的負担になる
など、という傾向は強いです。
では廃車に出す場合、どういう選択肢があるか、というと主にこの3つです。
・ディーラー下取り
・解体業者
・廃車買取業者
ディーラー下取りは厳しい
ディーラー下取りは中古車買取と同じで、やはり損をしやすいです。
彼らは状態のよくない車を持っていてもやはりその専門の販路がありません。
実際に、彼らに任せると数万円のお金がかかってしまう場合すらしばしばです。
今はまともなところに売れば「廃車にお金がかかる」なんてことはほとんどありません。
解体業者
解体業者は業者によっては素晴らしいところはあります。
地元に良い解体業者があれば、頼んでみるのがいいでしょう。
が、
◆レッカー代を払ってくれない
◆廃車にかかる手続き代行をしてくれない。しても限定的、さらに代行費用がかかる
という場合が多く見受けられます。
そういったお金と手間暇まで考えると、選択肢として選びづらいところがあります。
廃車買取業者
その点、ちゃんとした廃車買取業者なら
◆レッカー代無料
◆手続き無料代行
◆ほぼすべての車を最低0円買取保証
などは当然にしてくれます。
しかも、それぞれに独自の廃車販路や管理体制を持っておりますので、「高額査定」の可能性もしっかりと秘めております。
↓こちらに示したのはたくさんある廃車買取業者の中から特に実績・評判・コンテンツに優れたものです。「損をしたくない」「思わぬ高額査定を引き当てたい」なら複数業者に当たるとより無難でしょう。