トヨタの人気ニバンVOXY(ヴォクシー)。
初代と二代目、三代目とフルモデルチェンジされるごとにその味わいも鮮烈に変化しております。
また、そこにエレガントさの加わった特別使用車“煌”もとても評判です。
そんなヴォクシーを廃車買取大手のカーネクストに出すとどのようなメリットがあるのでしょうか。
そして、カーネクストより得な業者はあるのでしょうか。
あるとすればどこなのでしょうか。
カーネクストのヴォクシー廃車実績
↓最近のカーネクストにおけるヴォクシー廃車実績はこちらです。
(引用カーネクスト公式サイト)
最後の車は自走不可です。
カーネクストには、上の査定額だけでなくこういう特典が付いてきます。
◆レッカー代無料(不動車の場合、レッカー使用が大変なところ。1万円~の出費を覚悟しなければなりません。でも、カーネクストは無料です。わりと郊外にある解体業者との間を行き来する手間も省けます)
◆手続き無料代行(廃車は陸運支局だけでなく保険会社やローン会社もからみがち。ともすれば、ややこしくてめんどくさいです。カーネクストはそのほとんどを無料代行してくれます)
◆0円買取保証(業者によっては、解体にお金がかかる場合があります。そのお金がまた何万円になったりします。でも、カーネクストはほぼすべての車で顧客がお金を払う必要はありません)
廃車買取業者では知名度も業績もトップクラスです。
顧客からの評価も
「対応が早い・丁寧・わかりやすい」
「思わぬ高額で買い取ってくれた」
と全体としては“なかなかよい”です。
でも、私が出した車のように「低年式(14年物ぐらい)+不動車+車検切れ+軽自動車」ぐらいでないと、カーネクストに出すと損になりやすいです。
特にヴォクシーは長年根強い人気のある車種です。
古くなっても価値は高く維持される傾向があります。
こちらを見てください。
中古車買取業者のヴォクシー買取実績
(引用ユーカーパック公式サイト)
(ユーカーパックの売却実績は還付金込みの額です)
これは中古車買取一括査定サイトのユーカーパックのものです。
上から5番目が少し気になります。
修復歴あり。
エンジン周りにオイルにじみあり。
その他“傷”などが目立つ。
など、ということでこの価格なのかもしれません。
ただ、車検まで結構残っており、自動車税も年度末までまだ10ヶ月ほど。
まともな廃車買取ならその分の税金過払い分を還付金として返してくれます(中古車買取業者では還付金は買取金額に含まれてしまいます)。
それを差っ引くと実質0円査定ぐらいになってしまいます。
(※)つまり、
まともな廃車買取業者:車両本体価格?円+還付金合計5万円ほど=買取合計?円
ユーカーパック:車両本体価格?円+還付金合計5万円ほど=買取価格5万円
となってしまいます。
当然、廃車買取業者でユーカーパックに“勝てる”ところが出てきそうな雰囲気です。
こういう場合は、廃車買取業者とどちらが得か、査定比べをした方が損をしづらいです。
買取額が数万円までで、車検残りあり、年度末まで月が残っている場合は、還付金額要注意です!
そして。
(引用SellCa公式サイトより)
(SellCaの買取額は還付金込みの額です。)
これは同じく中古車買取一括査定サイトのSellCa(セルカ)のものです。
SellCaに関しては成約手数料1万円がかかるので、その分は差っ引かねばなりません。
また、一番下のXGエディションナビパッケージは注意です。
還付金・成約手数料のことを考えると、廃車買取業者に劣る恐れがあります。
あまりに買取額が低い場合は、廃車買取業者を視野に入れましょう。
確かに年式、走行距離、車の状態などの差は3社それぞれにまちまちです。
ただ、中古車買取業者だと、カーネクストより良い額が“付くものは付く”と言う傾向です。
つまり、あなたがそれだけのお金を、損するか、得するか、ということになってきます。
同じ出すなら「まずは中古車買取から」。
これは車を売る時の“鉄則”となっております。
事故車でも、故障車でも、水没車でも、車検切れでも、よほどでないかぎりはチャレンジしてみるのがよいでしょう。
ヴォクシーを中古車として売りに出すなら
では、中古車で売るならどこに出すべきなのでしょうか。
得なのはどこでしょう。
ディーラー下取り
ディーラーの下取り。
とても身近な選択肢です。
しかし、損をする可能性がとても大きいです。
彼らは中古車を売るのが本筋ではありません。
彼らの本筋は、自社の新車を売ることです。
そういう彼らがどこまで本気で買い取ってくれるでしょう。
実際に、彼らの下取り額と言うのはとても低いのが普通です。
何万円も何十万円も低いです。
ただし、ディーラーにもメリットはあります。
1つには、手続きをほとんど肩代わりしてくれて、とても楽ちん。
1つには、車を売ると同時に次の車を所有できるので、“車のない期間がない”。
なので、「車を売るのにあまり手間をかけたくない」人には有利です。
また、時にディーラーもほかの選択肢より高額買取してくれることもなくはありません。
なので、もし車を買い替える予定がおありなら、ぜひ選択肢の1つに残してください。
少なくとも、そこで出た額を“叩き台”にすることができます。
ただ、一応書いておきますが、これだけはやめた方がよろしいでしょう。
「ディーラーだけに当たって決めよう」
なぜなら、車を売るなら「1社だけに当たって決めてしまうのはとても危険です」。
車買取系は価格競争があまりに露骨かつ激しい業界なので、そういうことをしてしまうと簡単に足元を見られてしまいます。
彼らは競争下に立たされると途端に価格競争を始めますので、必ず複数社に当たるようにしましょう。
で、それを手っ取り早く、かつ、お得に済ませやすいのが……?
一括査定
先ほど上で少し登場しました。
一括査定です。
一度に複数の業者に査定を出します。
すると、たくさんの業者の査定額を比べることができます。
そして、彼ら同士で競い合うようにもなります。
つまり、上がるということです。
では、一括査定サイトの中でどこが一番お得なのでしょう。
今、一括査定サイトはたくさんあります。
しかも、その個性はだんだん広がりを見せております。
つまり、人それぞれのニーズによって合うサイトは様々。
あなたにより合ったところを見つけるほど心地よく買取をすることができます。
ヴォクシーなら、この3サイトが特にめぼしいです。
☆カーセンサー
リクルートが運営する“一括査定サイトの王様”のような存在です。
参加業者は1,000~。
ガリバー、ビッグモーター、アップルなどの大業者もたくさん参入しております。
その分、高額査定の確率は高いです。
ただ、難点は忘れないでください。
カーセンサーの場合は、それだけたくさんの“野心あるプロ”のスタッフと取引しなくてはなりません。
ものすごくたくさんの電話もかかってきます。
取引上手な人にとっては“チャンス”ですが、苦手な人にとっては“苦痛”にもなりかねません。
↓カーセンサーについてくわしくはこちら
カーセンサー一括査定のメリット・デメリットは?評判・口コミは?
「もうこれが嫌だ」というなら、こういうのがあります。
☆ユーカーパック
先ほどちょっと紹介しました。
こっちは業者との取引はほぼ0です。
というのも、こっちはオークションで成約業者を決めます。
オークション自体は前準備だけユーカーパックと打ち合わせ、本番はユーカーパックにただただおまかせ。
そして、業者との取引一切なしに、大量の電話ラッシュなど当然にないまま最後に成約業者を決め、後は車の引き渡しと書類処理、お金の振り込み、と流れてゆきます。
でもこれほどまでに営業員と交渉なしで、本当に査定額はだいじょうぶなの?
ところがです。
ここがユーカーパックのいいところ。
じつはこっちでもかなりの実績なんです。
というのも参加業者が8,000~。
日本でこんなにたくさんの参加業者のある一括査定サイトなんて1つもありません。
「ディーラー下取りより何十万円上」というのが多いのは当然のこと。
上の例にもあるように「相場より上」な査定も目白押しなんです。
また、一般的な一括査定スタイルである一括査定.comの実績とも比べてみましたが、ヴォクシーに関してはユーカーパックの方が全体的に強かったです。
一括査定.comではここ4~5年までの高年式の車が目立つ傾向でしたが、同じ年式と近似の走行距離なら、10~30万円程度はユーカーパックの方が上の相場でした。
ただ、ユーカーパックにもやっぱりクセがあります。
上の例でもそうなんですが、かなり低年式の車などは買取が付きにくいです。
その点に関しては、こちらの方が上です。
↓ユーカーパックについてくわしくはこちら
☆SellCa(セルカ)
こちらもユーカーパックと同じオークション方式です。
なので、カーセンサーなどのように業者の営業はほぼ0です。
当然、電話の嵐もありません。
参加業者は6,000~。
ユーカーパックよりちょっと少ないですよね。
でも、査定実績ではどうでしょう。
勝ったり負けたり。
実力はかなり近寄ってます。
物によってはSellCaの方が断然押す場合すらあります(ジープの低年式なんてほんと強いです!)。
ではその地力の理由は何なのでしょう。
正確なところはわかりません。
でも、ユーカーパックとの間に大きな違いが一つあるのです。
「成約手数料10,000円」顧客が払わないといけないのです。
ユーカーパックの場合、これがタダなんです。
SellCaは傾向として値の付きにくい車でもわりと成約しやすいです。
上でも2002年3万円というのがあります。
ただ、これ入札数が1件です。
つまり、SellCaでも買値が付かなかった車は決して少なくはないでしょう。
↓SellCaについてくわしくはこちら
SellCa(セルカ)一括査定のメリット・デメリットは?評判・口コミは?
ヴォクシーを廃車するなら
こうして、一括査定で値が付かなかった場合、ようやくスポットライトを浴びるのが、廃車買取業者です。
廃車買取業者と言うのは廃車専門の販路というものを開拓しております。
そのためやはりその専門の強みは中古車買取業者を圧倒している場合がほとんどです。
ただ、廃車買取業者と言ってもピンキリです。
正直、あまり条件のよくない業者、悪質な業者も少なくはありません。
査定が安かったり、還付金を返してくれなかったり、不払いを起こされたり。
また業者によって得意不得意もありますので、同じ車の扱いが大いに変わってくることもあります。
その差額は何千、何万、あるいはそれ以上。
なので、廃車買取業者は評判のいいところから、複数の業者に当たると損をしにくくなります。
その点において、以下の業者は人気・実績・内容すべてにかなりのものがあります。
↓もしよろしければ参考にしてください。