TVCMで有名。
最近は国道沿いのあちこちで見かけるようになりました。
車買取でも販売でもガリバーにせまる勢いを示すビッグモーター。
それほど調子のいい彼らはいったいどういう業者で、利用するサービスにはどのようなメリットがあり、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
そして、気になるその口コミ・評判とは?
ビッグモーターで車を売ってより得をするコツとは、ずばりどんなものなのでしょうか。
ビッグモーターの口コミ・評判
まずはここから切り込んでまいります。
というのもその悪評、なかなかのものです。
たとえば、ライバルであるガリバーもいくらか「悪い」「悪い」とは言われてはおります。
が、素直にここは何かがさらに踏み込んだ感じです。
プロの人もみんな口をそろえて「あそこだけはちょっと……」。
天下のWikipediaにすらしっかりと刻み込まれたその事実はなかなかに身の毛のよだつものがあります。
雇用・販売・買取その他もろもろ含め、トータルで“相当濃い”です。
そんな濃すぎる彼ら、うまくかかわらないとかなり不快な思いをします。
ただ、業界トップにまで上り詰めようという力自体は本物。
車を売る一番の目的は「どれだけ高く売るか」です。
より得をしようと言うなら、その実力通り業界屈指の力強いサポートを与えてくれます。
ビッグモーターなう
ココアうめー— カナタ (@LNhZrFgUAhk9xyO) 2019年7月16日
引用:twitter
ビッグモーターでじいちゃんが車検受けて高いわァ〜言うから明細見たら……
パーツクリーナー代1080円4年目の車検で14万はさすがに高い
キャリパー、ファン・クーラベルト変えれるもの全てかえる
怖いなぁ— ちびセル (@H9nZxYS2PcWj4r1) 2019年7月22日
まじで車売るならビッグモーターがいい
買取相場15〜20のところを29万で引き取ってくれた
台車も車屋が貸してくれるギリギリまで貸してくれるみたいで感謝しかないな— ほんだ (@xyzhondagg1) 2019年7月22日
『こんばんは、ビッグモーターです。お車のお乗り換えご検討はいかがですか?』買い換えたの3ヶ月前だしその時資料もよこさないし別の店舗から電話来るって何事なの。しかも着信が日曜19時前っていかれてんのか?今月の数字やばいのか知らんけど同じ立場ならこのタイミングでは絶対電話しない。
— コバヤシ (@k_kopapa) 2019年7月21日
3年くらい前に車売る時、出張査定依頼した中でビッグモーターが最悪だった。「その車種は出張しないが、来店すれば見ますよ」とか「そのお車だとねー(半笑い)」って。来てくれた買取屋さんがみんな「めずらしい」って言ってたので、売れ筋じゃないのは見たくないんだろうな。けどあの態度はないわ
— あきぼん@あんなワープア (@akibon_niiyan) 2019年7月20日
車手放したのに督促状きた。督促状だと封筒が赤いんだね。手放したの3月だから関係ないんだけど。ビッグモーターどないなっとんねん。
— たあぼう (@BmwKenufVfPflPb) 2019年7月20日
横からスイマセン…
買い取り価格を一括見積もり出来るサイトからポチったら、ビッグモーターさんだけ電話が来て、現車確認したいから店まで持ってきて欲しいと言われ、値段付かないと思いますと言ったのに、絶対大丈夫だと言うので行ったら、1時間待った挙句、データが無いのでムリでしたって(汗) pic.twitter.com/Ez5PHrrVn6— DACH@Lowcul. (@atv_garage_com) 2019年7月2日
46査定に出して、55万って言われて速攻で電話して売るって言ってトントンって進んでたら
過去にも様々な問題が取り上げられていますし、ビッグモーターがこのような企業体質を反省し悔い改めるまで、宣伝と抗議をし続けていきます。 pic.twitter.com/x6n0Z97Dok
— K (@ATTENTION_BM) 2019年6月29日
すみません5万5千円でした
って言われて新手の詐欺かと思ったことはある
ビッグモーターっていうお店なんですけどね
— とくさん (@109lander) 2019年7月2日
上いずれも引用twitter
思った通りの金額がつきましたが、事細かく説明していただき納得がいきました。店内も広く綺麗に掃除も行き届いており居心地も良かったです
引用google
愛車の買取でお世話になりました。とても綺麗な店構えとお若いスタッフさんが多かったですが、凄く丁寧な明るい対応で親しみやすく金額も満足でしたので車も置いて行ってしまいました!アフター連絡もよかったです。また売るときは是非!〇元さんありがとう!
引用google
1店舗目だったが、接客が酷かった。希望額をひたすら聞いてきて、絶対に価格を提示しないし、レンジすら言わない。上に確認と言って、すぐ席を外す。しまいには、今ここで決めないとの一点張りで、じゃあよその安い金額で決めてください、と軽く脅される始末。マニュアルがどこぞの商法のよう。久しぶりに不愉快極まりなかった。気のいい人は他を回ってから行くことを勧める。
引用google
↑自分から価格を提示せず、顧客からの希望額を聞き出そうとするのは、車買取業者の常道です。
顧客から額を引き出せば、それに合わせた額で買取ができるようになります。
自分たちの限界をまったくさらすことなく、ぼったくれるチャンスということです。
「今なら」も車買取業者(というよりあらゆるセールスマン)の決まり文句です。
こうやって条件を無理やり切って、客をあせらせ、買取に結び付けやすくします。
こちらは淡々と聞き流してほかの業者との比較に怠りないようにしましょう。
他の方が書かれている通り希望ばかり聞き、相場の金額は言うが決して買取金額を言わない。時間の無駄だった。各ディラーより買取金額は良い(高い)が、隣のガ〇バーはこちらの希望金額を聞かず一発目の買取金額提示で納得! 商談成立。無理言って自宅まで送って貰い再感謝。
引用google
ステップワゴンG HID エディションをビッグモーターさんで売りました。走行距離はだいたい2万弱でした。大手中古車買取業者さんにもいくつか査定してもらったのですが、どこも似たような金額でした。ビッグモーターさんも同じくらいだろうなと思ったのですが、思いのほか高査定で140万円ほどで売ることができました。対応も良くて、売ることが決まって振込も凄く早かったです。関東圏に住んでいるのでそれほどなじみがなかったのですが、とっても良い買取業者さんだと思いました。今後も車を売るときはお願いしたいです。
引用ヒカカク
全体としてとらえると、悪い口コミが多い替わりに良い口コミも多いのです。
いわば両極端。
本当に、うまく使えればそんじょそこいらに負けない心強い味方。
しかし、下手こくと、「こいつら何?」。
あるいは、騙されていることにすら気づかないリスクもあります。
車を売るというフィールドは大自然の生存競争さながらの過酷さ。
でも、それだけチャンスもあります。
ちゃんとおさえるべきところをおさえてやりさえすれば、大きな得が転がり込んできます。
たとえば、今までディーラーの下取りに任せていた、なら、それよりも数十万円もたくさんのお金があなたのもとに入ってくる可能性が高いです。
ほんのちょっとの手間を加えるだけで。
ビッグモーターはどんな企業?
現在、ビッグモーターは販売・買取台数ともに規模日本一と言われるガリバーと肩を並べるほどあります。
店舗数は約270(ガリバーは550)。
従業員は5,000人。
本社は六本木ヒルズ。
約40年前山口県岩国市で創業。
次第に事業を拡大し、2005年には大阪の「ハナテン」を買収。
2010年代になってから急速に出店数を増やしており、CMなどの露出が増えました。
積極的なマスコミCMはビッグモーターの営業戦略の特徴でもあります。
そこで得た圧倒的知名度を後押しに顧客を呼びこみます。
ライバルのガリバーもよく似た戦略を取っております。
そして、これもガリバーとよく似ているのですが、店舗はどこもとても清潔感があります。
店内には子供の遊戯施設をもうけ、ドリンクなどはタダで飲み放題としている場合が多いです。
店に直で呼びこんでそのまま成約に持ち込もう、というスタンス。
しかも、店の構内広々とたくさんとりどりの車を展示。
その品ぞろえの豊かもビッグモーターならではの魅力です。
ビッグモーターの雇用
ビッグモーターの雇用形態も特徴があります。
若くても結果を出せば、高いポストや給料を用意してくれます。
ただその分、労働は質と量が求められます。
1人当たりに強い責任を求め、みっちりと鍛え上げてゆきます。
少ない人員で店を回す。
訪問営業よりは店舗にいてしっかり成約をものにする。
この辺にも、合う人と合わない人がはっきり分かれる由縁があるようです。
ビッグモーター車買取のメリット
高額査定
ビッグモーターは
・経営規模
・買取直販の体制
・買取→販売の回転の速さ
から高額査定の地力はかなりのものです。
実際に一括査定の結果でも並みいるライバルを置いて、「ビッグモーターに決めた!」と言う人はかなり多いです。
ただ、もうとくとご存じの通りここはがめついです(*_*;
さっきの口コミはほんの一例。
あれを見ただけでもいっぱい堪能されたと思いますが。
「安く買いたたいて高く売る」という車商人根性をさらに濃密に鍛錬されております。
こんなところに何も知らずに「これ、買ってください」と押しかけてみましょう。
彼らは間違いなくその巧みな眼力でただちにあなたをこう看做します。
おや、鴨がネギしょってやってきたな。
実に癪にさわります。
が、本当にそのままだとあなたのせっかくの愛車を二束三文で買いたたかれてしまいます。
そうならないための最低条件があります。
彼らをほかの業者と競合させることです。
彼らが動くのは「それが自分の金になるかならないか」です。
給料も大いに歩合制です。
買えば買うほど彼らのステータスも上がります。
でも、タダじゃあげないよ。
ほかの業者に勝ったらあげるね、として彼らの尻を叩くのです。
“一括査定”の力はやはり絶大です。
たとえば、最低の業者と最高の業者の差が50万、60万とつくぐらいはよくある話です。
そして、ほかと競わせる前と後で同じ業者の査定がやっぱり30万、40万変わってくるのもまた生々しいリアルです。
そんな一括査定も種類は実にバラエティに富んでおります。
選ぶ際はしっかりと確かめ、その人に合ったものを選ばなければなりません。
取引が得意な人はカーセンサーが向いています。
たくさんの業者とのやりとりを実際に行います。
うまくやれば、彼らの限界にどんどん迫れます。
そんな中にあってビッグモーターはやっぱりきっちり買取をいっぱい勝ち取っております。
強い業者です。
ビッグモーターなら全国にたくさん店舗を持っているので、カーセンサーを利用すると、選択可能業者の1つに大概入っているはずです。
選択するかどうかはあなたの自由です。
あるいはすでに「こんな連中と取引すんのやだよ」と感じているなら、ユーカーパックの方がかなり安心感があり、人気もあります。
「なぜか」はその記事に飛べば、すぐわかると思います。
車を買い取れそうな客には太っ腹
買取業者ならだいたいそうです。
が、例えば代車。
ここはおおむねちゃんと用意してくれます。
うまく折り合いが付けば、1~2か月ほど無料で貸してもらえたりします。
「買ってもらう」ためならなかなか太っ腹なところを見せられるのがビッグモーターの魅力です。
ただ重々気を付けてください。
ここはちょこまかといろんなことでお金をせびり取ろうとしますから。
あちらの言い分に任せたままだと、結局損をすることも。
要るものは要る、要らないものは要らない、の線引きをはっきりさせる、そして、ビッグモーターについては前もって特に入念な情報収集が肝心です。
お客様相談室がある
ビッグモーターは独自にお客様相談室をもうけております。
これも彼らの加盟するJPUC(日本自動車購入協会)に「ビッグモーターにやられた」というクレームがあって、JPUCに「なんとかしなさい」とされてしぶしぶ作ったものです。
本当に濃い業者ですね。
既にこいつらには「がまんがならない」「とてもわたり合っていく自信がない」かもしれません。
ただ一応、査定に強く、時にビックリするほどの値をつけてくれることだけは重ね重ね事実です。
何か困った時、お客様相談室に相談すれば、一定の効果はあるでしょう。
が、そこは彼らの内部機関です。
こういう業者を相手にするのですからこちらもある程度の保険はかけておいた方が安全です。
万が一のためにちゃんとした公的な相談機関をここに載せておきます。
JPUC(日本自動車購入協会)……買取業者、査定運営者などの有志が一体となり、「中古車売買業界をより健全に」「消費者により安心・安全を」と志して作り上げた機関です。二重査定には特に厳しいと評判です。
COJ(消費者機構日本)……被害を受けた消費者に替わって団体を提訴するNPOです。世間を騒がすいろんな消費者事件を提訴し、マスコミでもよく取り上げられております。
消費者生活センター……全国各地の地方自治体によって作られた機関です。消費者問題への相談、加害者業者への斡旋などをおこなっております。彼らの運営する消費者ホットラインには局番なしの188でつながります。
ビッグモーター車買取のデメリット
営業がしつこい・何度でも電話をかけてくる
車買取業者はたいがいどこでもそういうものです。
それだけ、あなたの車を「買い取りたい」と思っている証でもあるのです。
と言って不必要な時に何度も電話がかかってくるのはやってられません。
こういう時の対処法はいくつかあります。
しつこい営業電話対処法
◆メールのみの査定申し込みにする
一括査定のカーセンサーならメールのみで査定のやり取りができるようになっております。
「うるさいのはやめてほしい」
「文章やり取りの方が自分のペースで取引できる」
と言う人には特に使いやすいサービスです。
具体的なやり方については、カーセンサーの記事に記しております。
ご参考ください。
◆無視しない
無視しても何の解決にもつながりません。
彼らはチャンスがあると思っているかぎり延々電話をかけてきます。
それよりはきっちり出て、キャンセルしましょう。
ビッグモーター独自の電話システム
一括査定を申し込んだら、そこからものの数秒しか経ってないのに電話がかかってきます。
そして、たちまちのうちに電話履歴は何十件といきます。
いったいなんで?
その理由のひとつに車買取営業におけるこういう鉄則が大きく影響しております。
「一番最初に電話がつながった業者が一番成約を取り付けやすい」
まだ最近は一括査定が浸透して間もないということもあり、初めて一括査定を利用する人が多いです。
すると、一番最初に電話さえつなげれば彼らの自慢のセールストークでそのまま成約につなげやすくなっております。
彼らとの取引の基本は
「最初の業者との取引で成約を結ばないこと」
です。
最初は様子見ぐらいに思ってください。
でも、彼らはこう言います。
「お客様。今なら特別に相場価格よりも10万円上の査定価格を用意しております」
こういう時はその好意(?)だけを受け取り、絶対に即決しないようにしましょう。
「車は生ものととてもよく似ておりまして、たった1日で何万円も市場価値が落ちてしまうことがよくあるんです」
などなど。
心理学の基本として人は制限に弱いです。
スーパーなどで「本日限り」「先着何名様かぎり」の商品を日替わりでいっぱい用意するのと同じです。
でも、結局はこちらの足元を見ております。
彼らの“本気”とはほど遠いことがほぼ全部です。
それにしても、どこの一括査定でも「一発目にかかってきたのはビッグモーター」と言うのをよく目に耳にします。
いったいどういうからくりなのでしょう。
実はビッグモーターとガリバーの2社は査定が入るとその顧客の電話に自動的にかける「オートコレクトシステム」を導入しております。
二重査定
査定が二重にある。
つまり、
30万円で成約したのに、後になって「傷が見つかった」などと言いがかりをつけられ、15万円で売ることになった
というトラブルのひとつです。
↓二重査定についてくわしくはこちら
本来、こちらに何か悪意やミスでもないかぎり、まったくなくなってほしいトラブルです。
こうなると、こちらは素人であちらがプロである分、とても分が悪いのです。
係争してなんとか勝ちを得ることもありますが、その労力と心の負担は大変です。
ビッグモーターはごくたまにですが、こういう事例が散見されます。
こういう時はまず、先ほど示した公的な外部の相談室に相談してみましょう。
ちなみに、ビッグモーターはJPUCの連携機関JADRI(日本自動車流通研究所)の加盟業者です。
ここは二重査定を厳しく取り締まっております。
いったいどこでどのようにまだその席を温めているのか知りませんが、直で圧がかかれば彼らも居心地は悪くなるでしょう。
頼りにならなそうなら、よそに頼りましょう。
クレーム安心保証を勧められる
ビッグモーターは営業のやり方が徹底して“こすい”です。
表向きの派手な販売額や買取額で喜ばせておいて、ほかのいろいろでお金をむしり取っていきます。
とはいえ、やはりその金額パフォーマンス自体がよいことに替わりはないのですが。
そのやり口の一つにクレーム安心保証があります。
いわゆる二重査定防止の保険に入りませんか、ということです。
↓この金額やくわしくについてもこちらの記事に書いております
基本的に、
② 中古車で買い取った車で、前オーナーの整備記録がない
③ 高級外車である
場合を除くと、入る意味はありません。
断りましょう。
また、ここは販売・車検・修理などと一元化して取り扱ってくれます。
次の車の買い替えとセットならより得に利用できる可能性は広がります。
ただ、気を付けておきたいのは、やっぱりいろいろな手練手管でちょこまかとお金を取っていこうとします。
ここは車検や修理・ローンの率が高いことで知られております。