古い車が車検に通らない時どうすればいいの?

古い車が車検に通らない。

こんな時、どうすればよいのでしょう。



修理費が高くなるようなら買い替えた方がいい?

人それぞれによって事情があることです。

一概には言えません。

が、「買い替え」というのを選択肢の一つとして考えてもよいでしょう。

それがほんの一過性のことならいいのですが、

・すでに年式と走行距離をかなり重ねている

・前々から修理や車検の不通過が目立つようになってきてる

・維持費そのものが高くなってきている

となると、費用対効果のわりが今後も継続して悪くなりがちです。

・次からも車検のたびにたくさんお金がかかったり

・ちょくちょく不具合を起こして修理に出したり

特に外車はしんどいです。

↓古い車を維持するのはわかっちゃいるけど大変です。そのあたりにについてまとめております。

古い車維持の大変さと引き取り業者の見つけ方

新しくスパッと買い替えると

・メンテナンス費用がスパッと安くなったり
・燃費が良くなったり

心理面そのものがブランニューされるというのはありますし。

かばいかばいに維持するのは正直気苦労がかさみますからね。

結局、手間まで一杯取られますし。

車を売りに出す時の最低限の注意

ディーラーに下取ってもらう場合

はっきり言って、「ディーラーは安い」と言われます。

安いのだから仕方ありません。

そもそもディーラーにとって下取り車を売るのは仕事の中ではおまけ的位置です。

彼らは自社の新車を販売してなんぼです。

下取りした車のほとんどは業界のオークションに流して、何とか売りさばいて十分です。

車買取業者みたいな「中古車・廃車に賭けるシビアさ」はありません。

とはいえ、ディーラーがいつもいつもやっすいわけではありません。

彼らには彼らの都合があり、たまに大盤振る舞い的にボロボロの車でも信じられないような高額で下取ってくれることもあります。

彼らが販促期間などと重なっている時、何としてもノルマを上げるため、あなたに「その車を絶対に買ってほしい」と攻勢をかけてくることがまったく無きにしも非ずです。

そんな時のよくある裏ワザが、「下取り額をはね上げる」。

車を売る時、その車には割引率というものを決められている場合が多いです。

でも、その規則外で無理やり割り引くのですね。

ディーラーで車を買う時は、下取り額と二面攻撃するのが交渉の基本です。

もし、買い替えの予定があるのなら、とりもあえず彼らから下取り額に探りを入れて損はしないでしょう。

ただ、これはディーラーだけではないですが、彼らによる営業テクニックの注意点です。

よくあるのが、

・実質の買取金総額がわりに悪い

車は本体価格だけでなく、還付金やレッカー代、手数料もバカになりません。

トータルで損をしていないか、は入念にチェックしてください。

また、これもよくあるのですが、

「お客さん、わかりました。今回は特別に〇〇万円で下取りさせてもらいます」

などと一見喜ばせながら、実は買い替えの車の設定価格が高いまま。

こちらが二重攻撃できるように、向こうは二重にも三重にも逃げ口が用意されております。

したたかなプロですが、しっかりその逃げ口を封鎖しておきましょう。

廃車買取業者の場合

一般的に、廃車する時、一番得をしやすい出し先が廃車買取業者です。

基本的に廃車買取業者は、廃車の引き取りから解体、販売の流れをうまく統括できております。

そのため、とても高く売れやすい。

また、どんな車でも廃車に費用がかかりにくい。

です。

また、廃車買取業者はたいがいこういうサービスをきっちり付けてくれるところが多いです。

・レッカー代無料

・手続き無料代行

・還付金返金

レッカーは車検切れ、不動車には必須。

廃車の手続きは自分でする分にはとてもめんどうですし、法律代行業者を介するとお金が無駄にかかります。

還付金も結構バカにならない額になることは多いです。

なので、お金と手間と両方の面から考えて、お手頃になりやすいのです。

当サイトでは、たくさんの廃車買取業者の中から、これらの業者を紹介しております。

業界の中では無難なライン。

車でいえばトヨタ、マツダ、スズキ。

パソコンならデル、NEC、富士通と言った風に、「まあ、ここならだいじょうぶだろ」というところばかりです。

大手も中小も混ぜております。

シビアに精査したいなら、当然相見積もりです。

複数の業者に当たってください。

カーネクスト

カーネクスト以外の廃車買取業者

ユーザー車検に落ちた後の再検査について

ディーラーや修理工場で車検を受けたのなら、落ちても彼らが「通らない箇所」をきっちりと修理してくれます。

ただ、ユーザー車検の場合は、何度でも落ちるリスクがあります。

無料で再検査を受けられるのは2回まで(初回合わせると合計3回車検を受けられます)。

できるなら、その日のうちに再検査を申し込み合格を出したいところ。

こういうことがよくあるので、ユーザー車検は朝のうちからお願いするようにしましょう。

そしてもし、その日のうちに再検査に出せないなら限定自動車車検証を発行(※)してもらうことになります。

(※)発行手数料は無料です

有効期限は15日間。

当然ながら、車は車検証がないと公道を走れません。

走ると罪になり、「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」となります。

なので、限定自動車車検証は車検証の“替わり”です。

限定自動車車検証で15日以内に車検を受ける場合の受検費用は1,300円。

やはり、次も「落ちる」可能性はあります。

なので、次もやはりできるだけ1日の早い時間から受けるようにした方がいいです。

そして、15日以内になおも車検に通らないなら、その車で公道を走れません

走ると罪になり、「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」となります。

でも、あなたの車を検査場や修理工場に持っていかなければなりません。

その臨時措置としては仮ナンバープレートを発行してもらうのが一般的です。

申請先は幸い

・市区町村役場

です。

申請に必要なものは

・自動車臨時運行許可申請書(窓口にあります)

・自賠責保険証明書(有効期限が1ヶ月以上有るもの)

・本人確認書類(運転免許証など)

・印鑑(認印でよいです)

・「車検証」「抹消登録証明書」「登録事項等証明書」のいずれか

・手数料750円ほど

仮ナンバーの有効期限は自治体によって異なり、1~5日ほどです。

使い終わったら、きっちり返しに行きましょう。

でなければこれも「6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金」となることがあります

ユーザー車検に落ちた場合、これだけは気をつけよう

車に問題はないのに、運転者の不注意で落ちることがよくあります。

なので、これらをもう一度確認してください。

◆スリップ検査でハンドルを動かしていないか

スリップ検査の時。

つまり、ハンドル直進のまま、車体も直進しているか、の検査の時。

ハンドルをうっかり動かしていないでしょうか。

1m進行ごとに±5mmまでの誤差が合格ラインです。

◆ブレーキ検査でブレーキのふみがあまい

普段弱めに踏む人は少し強めに踏むようにしましょう。

後は検査場で教わった「落ちた原因」をしっかり確認し、改善することに集中しましょう。

どうしても、独力では基準を超えられない場合は整備工場で修繕してもらう、という手があります。

たいがい、検査場の近くに整備工場があります。

ただ、その分の費用が否応なくかかってくることをご了承ください。

なお、整備工場には

☆指定工場……そこで車検の認証もしてくれる→修理が終われば晴れて車検ゲット

☆認定工場……修理のみ→検査場に再検査を依頼しなければならない

の2種類があります。



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