最近は廃車と言えば、「どんな車でも無料引き取り」という宣伝文句があちらこちらでおどっております。
じゃあ、その無料引き取りというのは、いったいどこまでの範囲を言うのでしょう。
おおよその基準をここに紹介します。
ぜひ、業者選びの参考にしてください。
この3点無料は当たり前
☆最低0円買取保証
☆手続き代行費無料
☆レッカー代無料
おおよその業者はこの3点をメリットとして宣伝しております。
実際のところ、ちゃんとした廃車買取業者を選べば、利用者が1円でも支払うケースはとても稀です。
逆に1円でもお金を要求されるとしたら、それはかなり特殊な事情か、単刀直入に相手の業者がよろしくない、ということです。
かと言って、利用する前は「本当に無料なの?」と心配になるかもしれません。
実際に、ちゃんとした業者を通さなければ、結構たくさんのお金がかかってしまいます。
手続き代行費は行政書士などに任せると数千~数万円、レッカー代も最低1万円以上は見ておかなければなりません。
また、解体代金を取るところもあります。
しかも、不動車・車検切れ・事故車・水没車、かなりの低年式車、走行距離の車、傷がたくさんついてボコボコの車、故障などを抱えている車などだと、
「正直、スクラップにするだけでなかなかのお金がかかってしまうんじゃないか」
とすら心配になるかもしれません。
現に私はそうでした。
こちらが私の持っていた物件です。
ダイハツ・ミラ
10数年落ち
3年ぐらい車庫にほったらかし
不動車
車検切れ
私の場合、お願いしたのはカーネクストです。
廃車業界ではかなり有名な業者なので、あなたもすでに知っているかもしれません。
そして、実際、私が彼らに1円でも支払うことはありませんでした。
無料でない業者
とはいえ、いまだに廃車に無闇にお金を請求する業者もまた少なくありません。
特に中古車買取業者、ディーラーでは遭遇する率が上がります。
廃車買取業者でもあまり条件のよくないところはあります。
もし、「〇〇円お金をいただかなければなりませんよ」と言われたら、
「ほかの業者でもそうなのか」試した方がいいです。
この記事の一番下で示した廃車買取業者で無料査定を出してみるとどうでしょう。
少しでも良い条件の業者を見つけましょう。
還付金の扱い
車を売る時、気を付けた方がいいのは還付金の扱いです。
還付金とは自動車税、重量税、自賠責、任意保険の過払い分、解約分の返還金です。
一般的に任意保険の解約・返金は自分でやるもの。
これをのぞく3つが業者に任せた場合、「払う」「払わない」が出てきます。
特に廃車買取は業者によって扱いがちがってとてもややこしい・・
まあ、とどのつまりは「全部ふくめていくらなの?」と問えばいいだけの話なのですが。
でも、還付金がいっぱい返ってくるはずなのに、それを「0円買取です。わっはっは!」なんて押し切られると、
「実質無料じゃないじゃん!」
て気になります。
実際、それで憤慨している人を口コミで見かけました。
そういう場合は、還付金をより多く返してくれる業者を探してみましょう。
これらの業者は「わりと多く返してくれる」と評判が立っております。
なぜ、どんな廃車でも無料引き取りができるの?
なぜ、業者はどんな廃車にでも無料引き取りができるのでしょうか。
その理由は主に2つあります。
1つは昨今のグローバル化の影響です。
今、日本製の車やバーツなどは、海外で大人気です。
さらに、車に含まれている原料、たとえば鉄なども高額で売ることができます。
なので、業者は海外などに販路を開拓し、利益を確保しやすい状況になっております。
2つ目はリサイクル環境の整備です。
特に国内では2005年に自動車リサイクル法が施行され、廃車のリサイクル業界では業者の運営がしやすい状況に変わってきました。
たとえば、一昔前は人々に「廃車にはお金がかかるもの」という認識が強かったものです。
行き場を失った廃車が山奥などに産業廃棄物として大量に投棄されることも問題になりました。
しかし、今は廃車にかかわるリサイクル率はほぼ100%にまで飛躍的に向上しております。
顧客がお金を支払う特殊なケースとは?
ちゃんとした廃車買取業者に頼んだのなら、かなり少ないケースです。
が、顧客が業者にお金を支払わなければならないこともなくはありません。
一体それはどういうケースなのか、確認しておきましょう。
① レッカーに積み込むのが難しい場合
基本的にレッカー代は無料です。
が、場合によって別にお金を徴収される場合があります。
それはこういった時です。
“レッカーに車を積みこむのが難しい場合”
「じゃあ、それは」というと、こういう時です。
◆ハンドルがない。動かない。
レッカーに積み込む際に、車を押すなどして移動させねばならない時があります。
そんな時、ハンドルが機能しないことにより、積み込めない場合、ほかの機器を使うか、引き取り自体不可能になったりします。
◆タイヤがない。パンクしている。
レッカーへと押し込む際など、タイヤがない、パンクしていると、動かすのがとても大変になります。
やはり、ほかの機器を使うか、引き取り自体不可能になったりします。
◆車体が重い
これも同じ理由です。
◆レッカーまで押す距離が長い
レッカーの停められる場所がどうしても車からあまりに遠い場合は、やはり別途料金、あるいは引き取り不能となることもあります。
◆鍵がない
基本的に廃車ですので、鍵がなくても引き取りは可能です。
が、窓に穴を開けたりしなければならなくなったりすると、やはり別途料金が必要になる場合があります。
ちなみにですが、私の場合は豪雪が積もった状況でした。
が、ガレージの前を2人のスタッフさんと一緒に雪かきをし、レッカーまで10mほどを問題なく押し込みました。
あなたが男性で、引き取ってもらう車が普通自動車ぐらいなら、よほどの悪路や上の条件に当てはまってでもいない限り問題ありません。
もし、辛そうなら、あらかじめご家族や知人などの応援を頼んでおくと、よりスムーズに行きます。
② リサイクル料金未預託
2005年に自動車リサイクル法が施行されました。
以後、新しく車を買うと、必ずリサイクル料金を払うことになっております。
また、それ以前に購入した車は車検の時に払います。
が、とても古い車で、かつ、長く車検に出していない車の場合、まだリサイクル料金を支払っていないことがあります。
その場合は、廃車の際に、業者に支払わなければなりません。
こういう場合でも無料引き取りは可能
今度は
「こんな場合でも多くの業者は無料引き取りしてくれますよ」
と言うのを紹介します。
ぜひ確認してください。
① 車検証を失くした
「そもそも廃車自体できるのだろうか?」
とご心配かもしれません。
廃車はできます。
そして、業者に任せれば無料で済む場合が多いです。
くわしくは、無料査定のついでに、それぞれの業者に相談してください。
丁寧に応じてくれるはずです。
② 税金滞納
自動車税・軽自動車税を1年未満滞納している場合は、問題なく廃車ができます。
ただし、2年以上となるとあなたの車は嘱託あつかいとなっている可能性があります。
その場合、廃車ができないこともあるので注意してください。
また、廃車をすると、これまでの滞納分が無くなるわけではありません。
払い込みは必要となってきます。
還付金からは優先的に相殺されます。
ただし基本的に、業者への代行費などが発生することはありません。
↓自動車税についてはこちらの記事が参考になります
気を付けよう!カーネクストを通して自動車税還付を受け取る注意点
③ かなりの低年式(古い車)
年式が低いといって、料金発生に直接的な影響はありません。
④走行距離がかなり長い
走行距離が長いといって、料金発生に直接的な影響はありません。
⑤リサイクル券を失くした
リサイクル券と言うと、車を買った時についてきたものです。
正直言って普段は特に気に留める必要がないので、「どこにあるのだろう?」となるかもしれません。
でも、たいがいは車検証に挟んだままになっているので、ご心配なく。
ただ、それでもやっぱり見当たらない場合どうすればいいのでしょう。
だいじょうぶです。
簡単に再発行できます。
あるいは、カーネクストの場合なら、「失くしたことを伝えれば」問題ありません。
↓くわしくはこちらの記事に載せております。
カーネクスト使うなら要る!リサイクル券って何?失くしたけど大丈夫?
最後に
今は、廃車を無料で引き取ってくれるどころか、高額査定をゲットすることも夢ではなくなっております。
より良い査定・サービスを受けるなら1つの業者だけでなく、いろんな業者に当たった方が確率は上がります。
それで何万円、あるいは車種や車の状態によってはそれ以上に変わってくることもあるかもしれません。
↓こちらの業者5社は査定においても、サービスにおいても業界内でかなり高い水準の評価を得ております。
↓廃車買取専門業者でないのですが、「最低1万円買取保証」という異色のサービスを打ち出している業者がこちらです。還付金が少ないボロボロの車なら試してみてもいいかもしれません。