廃車の手続き相場はいくら?

廃車しようかな」

という車を持っていると、どうしても気になってくるのが、その手続き費用

ドライブしていると、郊外などで「激安で引き取ります!」なんて幟(のぼり)が立っているのをたまに見るけど、「ホントかよ・・・」。

気になりますよね。

「とりあえず、手続きにかかる相場ってどんなもんなんだろう」

これ、すごく大事です。

もしあなたが何も知らずにその幟につられていたらとんでもなく損をしていたかもしれません。

と言うのもはっきり言って、廃車手続きの相場はピンキリです。

あなたの選択肢次第で、0~ウン万円まで。

まったく同じ車なのに。

なぜ?

しっかりとそのからくりをおさえましょう。

廃車手続きって何があるの?

2タイプの廃車手続き

廃車手続きでも大きく分けて2つの種類があります。

まずこれをおさえておかなければなりません。

なぜかというと、この2つの廃車は全然タイプがちがうのです。

まず目的がちがいます。

次に取る手続きがちがいます。

当然、かかる手間の量もちがいます。

そして、費用がちがいます。

その2つの種類とは

◆永久抹消……その車を解体するためにおこなう

◆一時抹消……入院・出張など長期間、車を使用する予定のない時などにおこなう

です。

あなたのはどちらですか。

公的手続き

廃車手続きのもっとも基礎になってくるのは公的手続きです。

つまり、陸運支局や軽自動車検査協会に足を運んでやる作業です。

永久抹消の時と、一時抹消の時とでやる作業はちがいます。

また、普通自動車と軽自動車でちがいます。

ほかにも、リサイクル料金を払っているかどうか、名義変更の必要がないか、など。

わりとあっさり、の場合もあれば、とてもややこしい場合まで様々です。

還付金の手続き

自動車税・重量税・自賠責・任意保険、それぞれに途中で中断・解約するものが出てくるでしょう。

特に永久抹消登録の場合は、任意保険以外は全部そうなります。

任意保険は損する場合と得する場合が出てくるので、ちょっと別です。

その話は今は置いておきます。

ともかく、この還付金に関して面倒なのは手続き相手がバラバラになるんです。

自動車税や重量税は陸運支局や軽自動車検査協会。

自賠責は保険会社ですよね。

さらには

・車の名義がだれか亡くなった人のものになっている場合

・まだ、ローンが残っている場合

・未成年の場合

・結婚してから苗字の変更をしていなかった場合

などと言った場合。

ご親族の方の同意書が必要になってきたり、ローン会社とやり取りしなければならない可能性があります。

レッカー

もし、あなたの車が動かないなら、レッカーを用意しなければならなくなります。

スクラップ

もし、永久抹消するなら、その車を解体しなければなりません。

つまり、専門の業者にあなたの車を委ねることになります。

タイプ別に見た廃車にかかる費用と手間

ディーラーに頼む場合

廃車に出すということは、あなたは近々新たに車を購入する予定があるのかもしれません。

となると、「そういう手間をディーラーに任せる」という選択肢が有力に浮上してきます。

彼らはプロです。

任せてしまえば、あなたの手間は大いに減ります。

ほぼ全部片してくれる場合がほとんどでしょう。

すっきりです。

が、私はよほどの場合を除き、廃車をディーラーに託すのを勧めておりません。

なぜか。

問題は費用です。

彼らに託すと、こういう相場です。

●永久抹消……手続き代行代、スクラップ代、(レッカー代)などで計10,000~80,000円程度。

●一時抹消……手続き代行代で計10,000~30,000円程度。

こんな時、心得のあるディーラーはこういうかもしれません。

「いいですよ。うちはタダです。全部ひっくるめてもお客さんからはいただきませんから」

うれしいですよね。

しかし、注意です。

その分、車を高い金額で買わされていませんか

基本的に、廃車のあつかいで「ディーラーに任せて得をした」というのをほとんど聞きません。

ディーラーに任せていいのは、

●よほどのコネクションから“おいしい”話を持ってきている

●ほかの業者と競わせて、ようやく“いい話”を持ち出してきた

時ぐらいです。

彼らの手法として顧客に「マン・ツー・マン」の状態を作りあげて売りつける。

業者には業者の技があるように、こちらも相応の備えは必要です。

ひっかかってはいけません。

自分でやる場合

実は、廃車にかかわる手間の多くは自分ですることができます。

しかも、そのたいがいはとても安いです。

公的な届け出は全部合わせても数百円。

名義変更などが複雑な場合でも数千円です。

永久抹消であろうとも、一時抹消であろうとも。

後は、行き帰りの交通費や、ちょっとした郵送費・電話代ぐらいでしょうか。

なので、ディーラーに任せるより得をする可能性は圧倒的に高いです。

ただ、ここに問題が一つ残ります。

それは結構な手間がかかるということです。

解体業者に任せる場合

あなたの車を解体する場合です。

実は、解体業者に持っていくと結構なお金で買い取ってくれます。

軽自動車で3,000~10,000円ぐらい。

普通自動車で10,000~30,000円ぐらい。

一見、廃車は商品の価値としてはほとんどないかのように見えます。

しかし、今このグローバル化の世の中で、そして、リサイクル化が進行する世の中で、そのパーツや鉄などはかなりの値段で流通するようになっております。

だから、十二分にビジネスとして成り立つのです。

そして、あなたが解体業者を利用するならここが大事です。

解体業者によっては廃車の手続き代行を無料でおこなってくれる場合があります。

なので、「いったいどこまでやってくれるのか」「本当に無料なのか」はしっかり確かめておきましょう。

ただ、解体業者にもいくつかのネックはあります。

それがこちら。

・手続きを自分でやる場合めんどくさい。時間がもったいない。

・レッカーが来てくれない

・近くにいい業者がない

まず、・手続きを自分でやる場合めんどくさい。時間がもったいない。について。

そうなんです。

あちらが廃車にかかわる手続きを「公的」「ローン」「還付金」など、きっちり請け負ってくれるのならいいのですが。

でないと、いくら安いとはいえ、そのための手間暇が結構バカにならないのですね。

半日~。

次に、・レッカーが来てくれない、について。

たとえば、あなたの車が動かない場合、解体業者には持ち込めません。

すると、〇AFあたりにお願いすることになります。

いくらお金がかかりますか。

1万円を下ることはほとんどありません。

すると、せっかくの売上金が大幅に帳消しになってしまいます。

最後に・近くにいい業者がない、について。

それに、「どうも信頼できないところばかりだ」「結局、あまり得をしそうなところがない」場合、困ってしまいます。

あらかじめそれがわかるのならまだいいのです。

「還付金のことを話さない」

「手続き代行の費用を要求してくる」

など、ちょっとトリックめいたことをされるとめんどうですよね。

解体業者は良い選択肢の一つです。

取っておくとして、もうひとつ手ごろな選択肢があります。

廃車買取業者

・手続き費用が0円(レッカー代もこみ)

・最低0円買取保証

・たいがいどの車でも引き取ってくれる

・高価買取の可能性あり

・自動車税、重量税、自賠責の還付金をきちんと払ってくれる

もう、面倒な手続きのほぼ全部から解放されて、しかも、1円も要求されません。

例外もありますが、本当にまれです。

「うちの車は、動かないし」「埃かぶってるし」「〇十年前のだし」「車検切れだし」「水害で天井まで浸かったし」「火事で焼けた車だし」「正面衝突でボロボロだし」・・・

いやいや。

まず、だからこそ話をするべきだと思います。

私も不動車・車検切れの軽を何年も車庫にうずもれさせていたのです。

ところが、それを見つけて、あっという間に肩の荷が下りました。

そう、あっという間です。

電話代もふくめて私は1銭も払うことはありませんでした。

約束の時刻にレッカーが来て、本当に持ってってくれたし、どこの役所にも保険会社にも足を運ぶどころか、電話1本、郵送1つしておりません。

もちろん、彼らも完全ではないので、よりよく相談してください。

そして、1社のみと掛け合う必要はありません。

ディーラーと同じです。

彼らも商売をしておりますからね。

彼らをあなたの中の相談先として並ばせて、その中からあなたの一番良い業者を選べばよいのです。

といっても、廃車買取業者も変なのはいっぱいあります。

上の4つの条件すらきちんと守ってくれないところがあります。

中には詐欺みたいなのも少なくはありません。

二重査定をしたり、還付金をネコババしたり、よくわからない名目でふんだくったり、最悪お金を振り込んでくれなかったり……。

当たり前ですが、そういう業者は鼻から選択肢に入れないようにしましょう。

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廃車買取各社紹介

廃車買取カーネクスト

まとめ

廃車に出すなら、“ちゃんとした”廃車買取業者に任せるのが、一番お得。

手続き費用は0円の場合がほとんど。

ただ解体業者は、場合によって“使える”ので「併願先」。

手続き費用は0円の場合あり。数千~数万円。解体業者が手続きを代行してくれないなら自分でやると安いです。

ディーラーは「ひょっとしたら」ぐらい。

手続き費用は数万円~。0円ならラッキー。

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