廃車をする前に洗車をしておいた方がいいのでしょうか。
査定に影響を与えるのでしょうか。
大きなポイントは愛車の状態とあなたの気持ちです。
洗車の査定への影響
かなりボロボロの場合
自走能力がなく、ボロボロの状態では永久登録抹消(※)になる可能性が濃厚です。
つまり、スクラップになり、パーツごと、資源ごとに分別され海外で売りさばかれます。
そうなった場合、洗車が査定に与える影響はあまりありません。
そもそも、廃車買取は
●~90年代のようなヴィンテージもの
●よほど状態の良いもの
●もともと高級車
●状態の良い事故車
などでないかぎり、車体のみで万単位の価格がつく方が少ないです。
なので、その労力や出費に見合うものになるかどうかはおおよそ予想が付くでしょう。
つまり、洗車すべきかはあなたの心にゆだねられることになります。
状態がいい場合
状態が良くなるほど中古車市場での価値が高まります。
そして、中古車市場では同じ車でも何十万単位の査定差がでることはザラです。
基本的に
「査定のポイント(※)は元々決まっているから洗車をしようがしまいがひびかない」
「どっちみち納車後あっちで洗車して出品する」
と言われております。
ただ一方で、私たち人間が“見た目”で判断しがちであることは私たちが思っている以上です。
心理学ではこれをハロー効果といいます。
アメリカやカナダで社会科学者が見た目の良い労働者たちと良くない労働者たちを比べた結果、見た目の良い労働者たちが平均で給料12~14%上回っておりました。
そして、「私たち自身まさかそこまで見た目で人や物を選んでいるとは思っていない」という研究結果です。
見た目がいいと、「普段の手入れもちゃんとしているのかな」という印象を与えることにもなります。
もちろん運もありますが、査定前に洗車しておく金銭的メリットはあなどれません。
良い査定をつけてもらうために
車クリーニングの程度
まず、洗車をどのあたりまでやっておくかについてですが、“手洗いで細かいところまで”が理想です。
ただ、慣れないとかえって車体を傷つけてしまう場合があるので、自信がないなら洗車機でもいいです。
最近の洗車機はかなり性能もよくなり、傷が付きにくくなってきました。
また、中古車とは知らぬ間にクセのあるにおいが付いている場合もあります。
消臭剤などでにおい抜きをしておいた方がよいでしょう。
引用twitter
純正に近いほど高い査定になりやすい
また、車の清掃以外で業者が喜ぶポイントはここです。
☆純正(元の状態)であること
中古車業界では改造車より純正である方が買い取り手が付きやすいです。
なので、可能な範囲で戻しておいた方が得をしやすいです。
もともとにないステッカーなどははがしておいた方がよいです。
忘れ物チェック
そして、廃車に出す時車内に忘れ物がないかもしっかりチェックしておきましょう。
●ETCカード
●CD、DVD
などはよくあります。
は、高額査定に結び付きやすいです。
また、
☆サンバイザー
☆ダッシュボード
☆ドアポケット
☆シートの下
☆トランクルーム
☆センターコンソール
などもしっかりチェックしましょう。
指輪などの高級品やお金そのもの、あるいは、いろんな思い出の品が見つかる可能性が結構あります。
「忘れ物を見つけやすい」というのも査定前クリーニングのメリットです。
廃車供養
愛車と言えばそこに長い時をともに過ごした思いがあります。
そして、長らく命を預かってくれた存在でもあります。
“そんな愛車を廃車に出す時に、供養する”という人が最近じわじわと増えております。
廃車供養のやり方は人さまざま。
◇洗車をしてからお酒と塩で
◇記念撮影をする
◇神社やお寺にお祓いをしてもらう
など。
地域によっては
と言って、愛車の鍵を奉納する習慣もあります。
引用twitter
↓「愛車の記念品を何か残せないか」というならこちらの記事を参考にしてはいかがでしょう。