廃車と言うのはともすれば手続きが多く、複雑になりがちです。
廃車証明書の発行はその中の一つ。
そして、これがお金にも、その後の安全性にも深くかかわって、大事です。
そもそも廃車証明書って何?
そして、カーネクストではどういうあつかいなの?
というところを順を追って確認していきましょう。
廃車証明書って何?
その名もズバリ「廃車しましたよ」ということを公的に証明する書類です。
廃車の登録申請を済ますと発行されます。
中身は次の3つの種類に分かれております。
<廃車証明書の種類>
普通自動車(永久抹消登録):登録事項等証明書
普通自動車(一時抹消登録):登録識別情報等通知書
軽自動車:自動車検査証返納証明書
※永久抹消登録……永久に自動車としての登録を外すこと
一時抹消登録……一時的に自動車としての登録を外すこと
廃車証明書って何に要るの?
廃車証明書は廃車が済んだから「もう要らない」といったものではありません。
以下の場合に必要です。
なので、ちゃんと保管し続けましょう。
<これらの申請に必要>
☆自賠責保険の解約
☆任意保険の中断・解約
など
廃車で得られるお金と言うのは車両本体価格だけとはかぎりません。
ほかいろんな還付金が発生する場合が多く、しかも、またそれが高額となりがちです。
特に、任意保険の中断・解約は廃車買取業者でも中古車買取業者でもディーラーでも解体業者でもタッチしてくれないのが普通です。
もちろん、カーネクストも、です。
なので、そこはしっかり自己管理。
ちゃんと送ってもらいましょう。
<これらの確認に必要>
●車売買の移転登録がきちんと済んだか
●廃車の抹消登録がちゃんと済んだか
中古車として売った場合、あるいは、廃車した場合、いずれにせよこれは同じです。
業者に託したのなら、「業者が本当にちゃんと移転登録、あるいは、抹消登録を済ましたのか」確認しておいた方が安心です。
というのも、これが悪意で、あるいは、うっかり、されないままだと大変です。
たとえば、
・売った車の分の自動車税をいつまで経っても払い続けなければならない
・売り渡した車が犯罪にかかわり、全く身に覚えのない取り締まりを受ける
など。
でも、廃車証明書があると安心です。
「確かに手続きをやったんだ」というのがわかりますからね。
廃車証明発行に必要なものと手続き
普通自動車の場合
カーネクストを利用するなら、必要なものはこちらです。
①車検証
②所有者の実印
③②の印鑑証明書
④リサイクル券
※名義変更が必要などの場合は、またさらに増えることがあります。
手続きについては、あなたがしなければならないことは特にありません。
後はカーネクストがうまくやってくれます。
もちろん、手続き代行費無料の中に含まれます。
ちなみに、これをあなたが独力でやるのは結構大変です。
↓参考までに、その必要書類はこちらです。
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<永久抹消登録の場合>
① 車検証
②ナンバープレート前後2枚
③所有者の実印
④③の印鑑証明書
⑤リサイクル券
⑥使用済自動車引取証明書
⑦申請書(OCRシート3号の3)
⑧手数料納付書
⑨自動車税申告書
⑩発行手数料、300円(現在証明)、1,000円(詳細証明)、1件追加に付き+300円
※名義変更が必要などの場合は、またさらに増えることがあります。
<一時抹消登録の場合>
①車検証
②ナンバープレート前後2枚
③所有者の実印
④所有者の印鑑証明書
⑤手数料納付書
⑥一時抹消登録申請書
⑦自動車税・自動車取得税申告書
⑧発行手数料350円
※名義変更が必要などの場合は、またさらに増えることがあります。
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そして、運輸支局(陸運支局)に行って手続きを済ませねばなりません。
運輸支局は平日の昼間しか開いてません。
軽自動車の場合
軽自動車でもやはり、状況はほぼ同じです。
カーネクストを利用するなら、必要なものはこちらです。
①使用者の印鑑
あなたがしなければならない手続きも特にありません。
後はただカーネクストに任せます。
もちろん、手続き代行費無料の中に含まれております。
ちなみに、あなたが独力でやるならこれだけ必要になってきます。
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<永久抹消登録の場合>
① 使用者の印鑑(認印でOK)
②車検証
③使用済自動車引取証明書
④ ナンバープレート前後2枚
⑤ 解体届出書(軽第4号様式の3)
⑥ 軽自動車税申告書
⑦発行手数料350円
※名義変更が必要などの場合は、またさらに増えることがあります。
<一時抹消登録の場合>
① 使用者の印鑑(認印でOK)
②車検証
③ナンバープレート 前後2枚
④申請書(OCRシート軽4号)
⑤軽自動車税申告書
⑥発行手数料300円
※名義変更が必要などの場合は、またさらに増えることがあります。
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そして、軽自動車検査協会に行って手続きを済ませねばなりません。
軽自動車検査協会は平日の昼間しか開いてません。
廃車証明書を失くしてしまったら
廃車証明書は大事な書類です。
失くすと再発行がとても面倒です。
失くさないように十分気を付けて保管してください。
普通自動車・永久抹消の場合
必要なものはこちらです。
●自動車登録番号(ナンバープレートの番号)と車台番号下7桁の明示
●運転免許証やマイナンバーカードなど、本人確認書類
●請求理由書
陸運局で申請してください。
万一のことを考え、
・自動車登録番号(ナンバープレートの番号)
・車台番号下7桁
はしっかりメモし、保管しておきましょう。
普通自動車・一時抹消の場合
気を付けてください。
登録識別情報等通知書は再発行ができません。
なぜなら、その一時抹消中の車が盗難に遭ったとします。
そして、その盗んだ犯人が登録識別情報等通知書を再発行し、中古車として新たに登録してしまうと、元所有者としてはなす術がありません。
もし、どうしても登録識別情報等通知書が見当たらないのなら、この書類が盗難に遭っていると大変です。
まず、警察に「遺失届」「盗難届」を出しましょう。
この時、
・届け出警察署
・届け出年月日
・受理番号
をきっちり控えておいてください。
後で必要になります。
次に、再発行が出来ない替わりの処置が必要になってきます。
まずは“登録事項等証明書”を持っているか確認します。
ないのなら、陸運支局に行って“登録事項等証明書”を取得します。
ちなみに、この書類は永久抹消登録でなくてもふつうに取れます。
ただ、取れない場合もあります。
そういう場合はこれらを両方とも用意します。
●車検証のコピーや自動車税納付済領収書など、その自動車を所有していたことが証明できる書類
●車台番号の拓本(白い紙にエンジンルームに刻印されている車の識別番号を鉛筆で写し取ったもの)
さらに、取れる取れないにかかわらず、次の2つの書類を用意してください。
●譲渡証明書
●新旧使用者両方の印鑑証明書
これらを持っていざ陸運支局へ!
そして、必要書類を提出し、「登録識別情報等証明書の遺失等に係る新規検査・登録申立書」を受け取ります。
これが、「登録識別情報等通知書」の替わりです。
この書類に“警察に遺失物届出をした日付や受理番号を記載する欄”があります。
メモしていたのを間違いなく記載しましょう。
そして、「登録識別情報等証明書の遺失等に係る新規検査・登録申立書」を提出。
ご覧の通り、おっそろしく手間がかかります。
軽自動車の場合
こちらも再発行してもらえません。
替わりに、次の7つを軽自動車検査協会に提出してください。
②新規検査願出誓約書
③自動車検査証返納証明書紛顛末・誓約書
④譲渡証明書
⑤車台番号の拓本
⑥印鑑証明書
⑦印鑑証明書の実印
カーネクストでのその後の手続き
廃車で大事な手続きのひとつが自賠責保険の解約です。
まだ、有効期限があるなら還付(返戻)してもらえます。
↓自賠責についてのくわしくはこちら
もちろん、カーネクストは自賠責の手続きも無料代行してくれます(ほか重量税など、たいがいのことはやってくれます)。
廃車証明から自賠責の連動も自力でやるとかなり手間がかかるのですが、ほぼ全部“お任せ”で片が付いてしまいます。
カーネクストにおける廃車証明書の注意事項
カーネクストで廃車手続きをした後の注意事項がひとつありますので記しておきます。
廃車証明書が差し当って必要性が見られない場合、こちらからカーネクストに「送ってください」と伝えないかぎり廃車証明書は送られてはきません。
私はそうでした。
なので、「手元に欲しい」「本当に廃車をしたのか一応確認は取っておきたい」というなら、あらかじめカーネクストに伝えておきましょう。
また、後に必要になれば、カーネクストに一報してみましょう。
彼らは私の廃車証明書を2年余り、きっちり保管してくれていたようです。
こうやって取材することになってはじめてわかったことですが。
とはいえ、私の場合は、特に手元に置いておく意味もないので、「あいかわらずカーネクストに保留したまままま」をお願いしております。
ほかの業者での廃車証明書の扱い
廃車証明書は業者によって扱いが変わってきます。
きっちり返してくれるところもあるし、またそうでないところもあります。
「必要だな」と思ったらしっかり問い合わせて、取り寄せましょう。
それと、廃車証明って私ら消費者からすると、ついつい忘れがちになるんです。
しかも、業者は廃車証明の存在自体を語らないこともありますし。
まあ、たいがいは業者がちゃんとやってくれてだいじょうぶ、なんでしょうが。
でも、「いざ」ということもありますんで、業者に廃車を託すなら「業者に尋ねることリスト」の中に1つきっちり加えておきましょう。
↓廃車にまつわる手続きは自分でやるととても大変です。そういったのを無料で代行してくれ、高価買取に強く、ほかにも特典盛りだくさん、のカーネクストの無料査定を試すなら、こちらの超簡単フォームから。
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